【感想】行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

舞田竜宣, 杉山尚子 / 日本経済新聞出版
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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ブクログレビュー

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  • A.M.

    A.M.

    会社組織における多くの問題や課題は、行動分析で改善できることが理解できた。ストーリー仕立てで分かりやすく、今後も役立つ1冊になりそう。自分自身の日常の行動改善にも繋げたい。

    投稿日:2024.04.09

  • ryokucha334

    ryokucha334

    本書の内容は「ほめる技術」に通ずるものがあると思って見返したところ、強化と弱化、60秒ルール、シェイピングなどの同じ用語が出てきた。ほめる技術は行動科学で、本書は行動分析学。同じ領域なのだろう。

    動の直後に好子が出現すると行動は増加する。会議で好ましい発言に対してポジティブなリアクションを返すと、そのような発言が次々と出るようになる。

    進捗会議の事例
    乗り越えたことや工夫したこと、結果が出たことに対して関心を示し、ポジティブに反応するのは、よい報告をするという部下の行動を強化する。逆に、「ふうん」という無関心や「まだまだだな」という否定は、嫌子による弱化や消去になる。
    ★失敗の報告を奨励したい場合にも使えそう!

    相談対応の事例
    「相談ですか、ありがとうございます」は好子に乗る強化。自分のところに皆が相談に来るという行動を強化することになる。逆に、「え、またですか?」や迷惑そうな顔は嫌子による弱化。
    ★メンバーから相談しやすい土壌を作るのに重要!

    これまで、いい報告の時にだけ機嫌が良くなる人という印象を持たれないように、良い報告を聞いた時でも感情を抑え気味に対応していた。本書にあるように、ポジティブに、ときには大袈裟にリアクションすることを実践したい。同時に、機嫌が悪い時でも笑顔と感謝を使えるようになる練習も必要。
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    投稿日:2023.10.16

  • とねりこ

    とねりこ

    行動分析学の手法はいくつかあるが、それらについてとても分かりやすく説明している。具体例も、会社組織の出来事でイメージしやすい。

    行動分析学は、以前より動物の調教や療育などでも使われているが、この本を読んで応用範囲がとても広いことに気づかされた。

    家族に家事を頼んだり、会議で意見を活発に述べてほしいとき、悪い習慣を辞めたいときなど、会社だけでなく日常生活でも使えるし、人々も気持ちよくやってくれる気がする。

    ときどき読み返したい本の一つ。
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    投稿日:2022.01.07

  • hide.in.joy

    hide.in.joy

    企業は社員によって構成されている。社員の行動の集積が企業活動そのものである。したがって、企業組織マネジメントの究極の課題は、社員、すなわち、人間の行動の問題といってよい。P10のこの一節は自身の最近の問題意識を的確に表現している。また、組織人事コンサルタントとして著名な舞田竜宣氏による「人の行動は、変えられる。組織の文化も、変えることができる。」という冒頭の言葉も大変心強く感じた。しっかりと通読はできていないが、その科学的・体系的な方法論を深く理解していきたい。人の性格や人格を変えるということではなく、人の「行動」を変えるということはポイントだと思う。続きを読む

    投稿日:2021.07.18

  • Takashi Koseki

    Takashi Koseki

    このレビューはネタバレを含みます

    例があり、とてもわかりやすい
    行動分析学、パフォーマンス・マネジメントは組織や個人のパフォーマンス向上に影響を与えることができる
    マネージャーやHRの人は読んだ方がいいと感じた

    出来る人は自分でやったことを自分で褒め、続けることができる環境を作っている

    行動は医学によって考えられる
    ポジティブな反応がポジティブな集団を作る
    好子、嫌子が強化、弱化されることで行動が形成される
    褒めるのは行動です 行動の60秒以内に褒めないと効果がない
    何回か一回に好子を与えるようにすると人はその行動を長く続ける(変比率強化スケジュール)
    行動をプロセス化して、具体化する、そしてどこのプロセスが苦手で何を強化すべきかを考えるべきである
    パフォーマンスは週に一回チェックするべきである
    シェイピング 細やかな中間設定 ギリギリのラインを越えた時に褒めるべき
    できない人にはバックワードチェイニング 成功のところから逆算させて、イメージさせる
    相手によって意見を変えるのは弁別刺激があるからである、それ変えれば意見を言うようになる 先行するイメージ
    トークン 代わりのことでそれを利用することで遠い先の利益を意識させ、好子を持てるようにする
    ずっとやるとマンネリ化するので時々変えたりなくすべきである
    苦手な人でも会う前に好きという気持ちを持ち、練習すれば苦手意識はなくなる

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    投稿日:2021.06.21

  • すばささ

    すばささ

    分かりやすく応用しやすい

    自分の行動に当てはめてみると、気付きが多く、改善点が明確になった。
    これからの人生において、私の考え方や行動の基礎として、ずっと役立てていける内容だった。

    この本に出会えて良かった。続きを読む

    投稿日:2021.03.21

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