【感想】小さな家のローラ

ローラ・インガルス・ワイルダー, 安野光雅 / 朝日出版社
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 羊さん

    羊さん

    子どもの頃、福音館書店のインガルス一家シリーズが好きで、シリーズ全巻を楽しく読んだ。同じく大好きな安野光雅さんが新訳をイラスト付きで出版したのを知ってはいたけれど、初め読んでみた。安野さんの絵が素晴らしくて、ワクワク楽しんで読んだ。あとがきで安野さんは「もう、こんなにたくさんの絵のある本は描かないと思います」と書いているが、確かに福音館書店版よりもはるかに挿絵が多い。オールカラーだし…。続きを読む

    投稿日:2022.11.03

  • midnightwakeupper

    midnightwakeupper

    「銃がなければクマに対抗できない」しかしインディアンは銃無しで共存していた。クマは蜂の天敵だから、クマがいなくなれば生態系も変わるだろう、クマの跡をつけて白人がミツバチの蜜を奪うエピソードがある/「母鹿と子鹿は撃たない」はハンターの常識だろう/彼らが白人にトウモロコシを教えた。しかし人口が増えると、過剰栽培で土地を痩せさせる。北米に大型獣はいなかったが、犬はいた。軍隊はもっぱらインディアン討伐のためだった。人口を激減させたのは伝染病と、蒸留酒にともなう貨幣経済で白人並みに「仲間からも盗む」ようになったこと続きを読む

    投稿日:2020.01.16

  • michel723

    michel723

    子どもの頃NHKで観ていた『大草原の小さな家』。
    初めて原作を読んだら、
    30年以上前に観ていたドラマの役者たちの顔で、
    インガルス一家が浮かんできて、微笑んでしまった。

    安野光雅の絵がふんだんに盛り込まれていて、
    文章を侵すことなく世界観を優しく広げている。

    こんなにもアメリカの開拓時代の文化が、
    丁寧に描かれた物語であったとは。

    日々の営みの豊かさ。
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    投稿日:2019.06.29

  • 本江正茂

    本江正茂

    季節の移り変わりのなかで、質素だけれど豊かな暮らし。道具や作業手順の細部がおもしろい。やってみたくなる。

    同時に、ちょうどテレビで「おしん」の再放送を見ていたので、山形の厳しい冬の暮らしを思った。ローラには語れないビッグウッズの暮らしの厳しさもあるのだろう。

    馬車の時代。鉄砲やストーブなどの工業製品は出てくるが石油は出てこないようだった。馬を動力とする脱穀機が出てくる。伝統的なやり方にこだわる保守的な人々とは違い、お父さんはこの効率と品質を支持する。産業革命まであと一歩だ。
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    投稿日:2019.05.01

  • かえで

    かえで

    季節の移り変わっていく様子。
    季節の流れに逆らわずに、自然の恩恵を受けて暮らしていく様子。
    美しかった。
    生きていくために必要なものはほぼ自分たちで作って、質素に暮らして(質素感は全然ないけれど)、たまに小さな贅沢をして、、、なんか、あったかいなあと思った。
    文章もおだやかでよかった。ほっこりした。
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    投稿日:2019.02.24

  • hosinotuki

    hosinotuki

    絵本といってもいいほどたくさんの絵が散りばめられていて,読んでも眺めても美しい本です.先に安野氏の展覧会の方で絵を見てましたが,この本の絵の発色がよくできていてすばらしいです.物語は前にも読んでましたが,今回のはとにかく絵が多くて道具類や,暮らしぶりなどが本当によくわかり,楽しい本です.続きを読む

    投稿日:2018.11.24

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