【感想】30の「王」からよむ世界史

本村凌二, 造事務所 / 日本経済新聞出版
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • なー

    なー

    このレビューはネタバレを含みます

    何気に各章の「誰それを中心にした家系図」が、ムダなくモレなく、良くできてて助かった。この手の本にあるあるの、「え、この人とこの人、どうやってイトコ?」「なんでこの人がこの人のおじさんなの?」がスグに氷解。ストレスが溜まらずに読み進められましたー。でも巻末の主要参考文献は字が小さ過ぎて、かつ改行もなくて、老眼に優しくない。読めないよ〜。

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    投稿日:2022.03.17

  • 杉浦 亮

    杉浦 亮

     「30の歴史シリーズ」5冊目です。
     前作に引き続き世界史ということで、今回も世界地図と世界史の図表を隣に置きながら読みました。王の歴史は、近代までの歴史に通じ、王個人に迫ることは、その時代、国、その周辺に迫ることに繋がります。国家の創始者、国家の最盛期、国家の終焉の王など、それぞれ違いますが、その時代を彩り、体現した王を通して歴史を学ぶことは、これまでと一味違う歴史を見ることができると感じます。


    <目次>
    ハンムラビ王 -復讐合戦をやめさせた正義-
    ラムセス2世 -最古の講和条約を結んだ「建築王」-
    ダレイオス1世 -中央集権と寛容の文化-
    アレクサンドロス大王 -父から受け継ぎ、父を超えたかった英雄-
    始皇帝 -永遠を願ったファーストエンペラー-
    アウグストゥス -友と妻と築いたパクス・ロマーナ-
    トラヤヌス帝 -属州出身者が果たした帝国最大版図-
    コンスタンティヌス大帝 -時代を変えたキリスト教公認と東方遷都-
    ユスティニアヌス大帝 -結婚のために変えた法、後世のために残した法-
    太宗 -部下の諫言に耳を傾けた世界皇帝-
    カール大帝 -「ヨーロッパの父」が重視した教会と学校-
    ハールーン・アッラシード -東西を結んだ「正道を行く者」-
    アルフレッド大王 -ヴァイキングを撃退した礼節ある傑物-
    オットー大帝 -教会組織を利用し興した新帝国-
    ヘンリ2世 -相続と結婚で手に入れた広大な領土-
    フリードリヒ2世 -2回破門された「王座上の最初の近代的人間」-
    フビライ=ハーン -史上最大の版図を築いた遊牧民の皇帝-
    永楽帝 -華夷秩序を確立し中国を再構築-
    スレイマン1世 -異教徒をも取り込んだオスマン帝国の最盛期-
    フェリペ2世 -信仰で動かした「太陽の沈まない国」-
    エリザベス1世 -大英帝国と結婚した「処女王」-
    アクバル大帝 -改革と融和がもたらした平和-
    ルイ14世 -戦争と宮殿にこだわった「太陽王」-
    康煕帝 -経済改革と領土拡大を果たした「聖祖」-
    ピョートル大帝 -西欧視察を活かして取り組んだ近代化-
    マリア・テレジア -政略結婚で影響力を高めた名家の母-
    ナポレオン1世 -国民の軍隊を率いた「カールの再来」-
    ヴィルヘルム1世 -不本意な即位ながらドイツを統一-
    ヴィクトリア女王 -「ヨーロッパの祖母」が支えたイギリスの世紀-
    ニコライ2世 -時代のうねりに翻弄された悲運の君主-
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    投稿日:2020.04.18

  • 出雲一寸

    出雲一寸

    読書録「30の「王」からよむ世界史」3

    監修 本村凌二
    編著 造事務所
    出版 日経ビジネス文庫

    p278より引用
    “ 翌年、ナポレオンはイタリア遠征でオー
    ストリア軍に快勝します。さらに、イギリス
    とインドの通商路を破壊するためエジプト遠
    征を決行します。このとき、「あの遺跡(ピ
    ラミッド)の頂から4000年の歴史が君たちを
    見下ろしている」と言って兵を鼓舞しました。
    人心をつかむのがうまい、ナポレオンらしい
    パフォーマンスです。”

    目次より抜粋引用
    “ハンムラビ王
     アレクサンドロス大王
     アウグストゥス
     カール大帝
     ルイ14世”

     古代ローマ史専門の文学博士監修による、
    世界史に名を残す国王30人の伝記をまとめた
    一冊。
     法典で有名なハンムラビ王から悲劇の皇帝・
    ニコライ二世まで、彼らの残した業績と当時
    の情勢を交えて書かれています。

     上記の引用は、ナポレオンが皇帝になる前
    の業績について記した項での一節。
    人をやる気にさせるのは良い才能なのでしょ
    うが、うまくおだてられて利用されるだけに
    ならないようにしたいものです。
    年代順に紹介されていますが、監修者の専門
    から遠いからでしょうか、南北アメリカ大陸
    の人物が一人もいないようです。
     巻末の参考文献リストが非常に充実してい
    るので、より詳しく調べるための案内書とし
    ていいかもしれません。

    ーーーーー
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    投稿日:2019.07.15

  • むきな

    むきな

    古代から近代に至るまでに登場した30人の「王」から世界史を読み解く1冊。宗教的に寛容な王、有能な人材を身分に関わらず登用する王、勉強を欠かさず、教養を身に付けた王がいる国が発展しているのだなという印象を受けた。続きを読む

    投稿日:2018.12.18

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