【感想】「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

宇山卓栄 / 日本実業出版社
(25件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • キムチ27

    キムチ27

    高校時代、「得意」だと誤認していた世界史・・単に暗鬼が得意だったからと改めて認識し、その時代の教科書のお粗末さに笑えた。

    時が名晴れ過ぎての今、40歳代以上の方が持つ知識と現在の世界史抗議にかなり異なりが出来ていることに気付けた。
    視野狭窄、偏愛・偏狭、国粋主義、感情論・・などなど日頃陥ってはいけない事態に安易になってしまう事への啓蒙たる一冊。

    20世紀、戦争の世紀・・で21世紀はその後に高まった民族主義による交戦地区が深刻化している・・グローバリズムとともに。

    こういった一冊を読んでいると国営放送の味のない「金をかけた取材とドラマ、ドキュメンタリーのむなしい中身」が改めてバカらしさが増した。

    感情だけではいかんとも解決策に繋がらない民族。
    住んでいる地域性、気候変動、パンデミック、病虫害・・地球に人類が生まれてどれだけ起こって消えて人を苦しめ、喜ばせ、今日に至ったか。宇宙論の雄大な様とも異なる悠久の歴史を想いいることができた時間となった。

    特に面白かったのは
    *コーカロイドの中アングロサクソンが今日突出して優位に世界を牛耳たらんとしてきた経緯。
    短頭長頭の優位度の比較、WASP有能説、英露に分かれたノルマン人、更にローマ教皇が十字軍の勝利を異として呼び寄せた事情etc
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    投稿日:2024.03.24

  • おぬま

    おぬま

    図書館で借りた。
    予備校の世界史講師が、民族という観点に焦点を絞り、短くまとめた本。広く世界の民族がまとまっている本だ。
    どうしても民族という視点に立つと、ナショナリズムや民族主義的な話は通らざるを得ない。すると政治思想が絡んできて、話し難い分野になるが、本書は比較的偏らずに教科書的事実を分かりやすく伝えてくれる印象だ。

    個人的には、この辺りは結構理解できてきたぞ、という印象。スムースに読み終えた。
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    投稿日:2023.11.19

  • 33ki

    33ki

    途中で書き方に「ん?何か変」と首傾げ、参考図書の冊数と発行年見て、これはリテラシーいる系かな、と距離とって読む事に。自分がその読み方を選んだからだけど、地政学というより軽めな玉石混交ざっくり雑学本として読了。続きを読む

    投稿日:2023.03.26

  • JUANES

    JUANES

     民族という視点から歴史を視る事で、現在、各国が抱える政治、宗教、領土問題を理解することが出来た。今後、世界情勢を読み解く上での知識になった。

    投稿日:2023.03.04

  • hiddie

    hiddie

    民族を切り口とした歴史の流れが俯瞰でき、有益。書中、暗い歴史もあり、楽しく読むだけでなく、学びになる。

    投稿日:2022.07.27

  • lacky

    lacky

    「民族」を軸に世界各地の歴史を幅広く解説している。世界史のヨコの繋がりが分かる。(あくまでひとつの説としても)勉強になる。

    こう考えると、大陸は特に民族の入れ替わりや統合が多く複雑な歴史を辿っている。現在の内紛や国際問題につながっているものも多い。平和を願うばかりだけど、それぞれの民族の事情で考えたとき、そう簡単に解決できるものでもないんだろうなと思ってしまう。続きを読む

    投稿日:2021.10.24

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