【感想】小論文 書き方と考え方

大堀精一 / 講談社選書メチエ
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • かしこ

    かしこ

    小論文のテキストとして今まで読んだ中で最もわかりやすかった。
    課題文からのテーマの抽出、与えられた資料や自身の経験からの考察及び根拠の提示、そして結論を論理的な文章として書き起こすプロセスを丁寧に解説してくれている。読むだけで小論文対策になるのではないかと思えるほどだ。
    2018年刊行の書籍だが、題材として扱われているものは現在にも通じるものばかりなので、これから小論文対策をしたいと考えている人にもオススメできる。
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    投稿日:2023.11.21

  • 菜

    思ったものとは違っていて、実践的なものだった。私に今必要なのは、1からの書き方だったので少しずれてたかなと思う。でも、社会現象のさまざまな見方を知ることができたのでよかったと思う

    投稿日:2021.10.27

  • 鳩

    段落分けとか句読点とか小論文を技術的な書き方ではなく、思考方法が書かれています。
    実際の例題から実際の回答例を挙げて説明がされています。
    思考方法がわかるので色々な課題への対応力がつくと思います。

    投稿日:2021.08.10

  • pippin幸せ

    pippin幸せ

    Amazonからのおすすめ本。いつもはスルーしてしまうことが多いが、この本はヒットした。単なる試験対策本ではなく、論理的な思考とはどういうことか、読む人に「伝える」という視点から「書く」とはどういうことか、じっくり考えることができる。
    「素材」→「分析」→「答案例」1つ1つが非常に丁寧に扱われている。取り上げられている素材も、実に適切だ。環境問題、社会問題など、改めて考えてみるべき問題そのものにも言及している。早速、参考文献を取り寄せて読んでみようと思う。
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    投稿日:2020.04.12

  • nyankoteacher

    nyankoteacher

    著者は「学研」の小論文の「権威」。本書は、小論文を課す大学入試突破のアンチョコではない。他人の文章や論説に触発されて自分の言葉でそれを考え直すこと、そして人に伝えられるように言語化の訓練をすることの重要性を説いている。著者のメッセージは、「自分の言葉を持ってリアルに生きる」だ。当たり前になっている「常識」や雰囲気には、多数の人々が思考停止して盲従しているだけの危うい構造があるのではないか、と疑うべきだし、自分が感じる「異和感」(著者は「違和感」とは書かない)をきちんと意識して結晶化してみるべきだ、と言っている。
    本書に出てくる小論文のお題が、環境だったり差別だったり格差是正のための所得再配分だったりするのは、大学入試がそういうテーマを好んで出題するからだろう。ところがよくよく考えると、そういうテーマの小論文を課すということは、受験生にそういった(あえていうと、やや社会主義的サイドに寄り添った)エッセイを刷り込むことになる。模範解答みたいなものを書いてみれば、大概はそういうスタンスのものができあがってしまうだろう。小論文入試がそのような思想バイアスを無意識に作っていると言えなくもない。
    著者は、ばりばりの団塊世代であり、吉本隆明を読み込んだ世代でもある。そのあたりも気になるといえば気になる。
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    投稿日:2019.01.18

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