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伊東潤 / 講談社文庫 (8件のレビュー)
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あしげ
池田屋事件を志士たち側から描いた、連作集。 この手法は池田屋事件を多角的にとらえ、とても奥深いものを感じた。 桂小五郎の描き方が好きでした。 伊東潤さんの書く「龍馬」がちょっと出てくる場面は個人的…に感動しました。続きを読む
投稿日:2023.10.16
tamasukebiron
率直に言って面白かった。 タイトルから池田屋事件を一本の物語で描いていると思ったが、関わった人物をそれぞれ短編で描いている作品であり、これにより、この事件を奥行き深く表すことが出来ていると思った。各短…編も丁寧に書かれており、また、短編に登場する人物を微妙に重ねて、次の短編の主人公を登場させるなど、短編であり且つ続きの物語であるような、上手い演出も施してると感じた。続きを読む
投稿日:2022.05.09
shampoo2006
池田屋事件が多角的に語られています。立体感を感じながら読み進められて、最後は意外な結末で考えさせられる一冊でした(^^)
投稿日:2021.02.21
jerico
池田屋事件に関わった5人の男達の、それぞれの視点から事件を描いた短編集。 劇的な事件だが、それぞれの一日が流れてる。 事件自体があえて細かく描写されてないのが、他の池田屋事件を描いた作品と比較して異質…だが、逆にそれが良い。 そしてそれぞれにドラマがある。続きを読む
投稿日:2020.07.29
mickeymeguj
連作された短編を集めた長編。 尊攘派の男たち(福岡祐次郎、北添佶摩、宮部鼎蔵、吉田稔麿。桂小五郎。)の、池田屋事件までの短編集。 明治十年、死の床についた明治の元勲・木戸孝允こと桂小五郎は、かつての…同僚に、事件の真実を語り始めた。 池田屋で新選組に斬られ、志半ばにして散っていった各藩の志士たち 目次 二心なし(福岡祐次郎) 士は死なり(北添佶摩) 及ばざる人(宮部鼎蔵) 凛として(吉田稔麿) 英雄児(桂小五郎)続きを読む
投稿日:2019.09.01
土鳩
このレビューはネタバレを含みます
池田屋と言えば新選組。 だが、この作品ではその逆の攘夷派、 つまり討ち入られる側にスポットがあたる。 攘夷志士の面々の異なる視点で 何度も同じ場面が綴られる群像劇なのだが、 一話一話の盛り上がりに欠ける印象だった。 目の付け所や構成は面白い発想だと思うのだけれど、登場人物の動機に共感も心を揺さぶられることもない、という感じ。なんでだろう。
投稿日:2018.09.07
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