【感想】バリ島物語

ヴィキイ・バウム, 金窪勝郎 / 筑摩書房
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
1
0
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • cookingresearch

    cookingresearch

    このレビューはネタバレを含みます

    バリ島で約100年前におこった。王国の終焉にいたるまでの様子を史実のもとづきながら、想像力をを働かせて書かれた本。なかなかの傑作である。バリには農民、王侯貴族、芸術家、職人とさまざま職種、階層のひとがいたが、それぞれの視点でよく描けている。また支配する側となったオランダからの視点でも描けている。グローバル化した現在、さまざまな文明、文化が交錯しているが、それ以前は交わる前に多くの血が流され、それはグローバル化のために不可避であったような気にさせる。とても悲しい話です。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.09.29

  • mago

    mago

    バリ人の笑みはこの悲劇に裏打ちされたものなのではないか?と汲んでしまうのは、たぶんいきすぎ。けれど、このストーリーに至極の滅びの美学のようなものを見た気がする。ひとところに心を決めて散り・去っていく者の姿は幾霜月を超えて光輝き続ける。続きを読む

    投稿日:2006.07.13

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。