【感想】レンタルおにいちゃん 1巻

このレビューはネタバレを含みます

両親が亡くなってから優しかったお兄ちゃんは変わってしまった。
兄の優しさを求め、少女は「おにいちゃん」をお金でレンタルする。

そういう商売があるのかとか、アンドロイド系なのかと思ったけど、ただの同情系お兄さんだった。

(ネタバレあり)
お兄さんが大好きな叶実がけなげで可愛い。
でもごめん今時黒いゴミ袋かよって笑ってしまったわ笑

叶実から兄に好かれようとけなげに歩み寄ってるのに、この兄はヘタレやな。
不幸で苦労してるところに、何も出来ない妹が「叶実もがんばる」とか言ってきて、お前に何ができるんだよとイラつくのも理解はできるが…
好意を向けられて頬を叩くとは何事か！！？

ほんの二年前は好青年で優しかったお兄ちゃん。
突然の両親の死と、醜い親類縁者のせいで世の中に絶望してしまったんだね。
急に冷たくされる叶実可哀想…落差が半端ないよ…。
でもレンタルお兄さんのこと、「次にレンタルしたら そいつのこと 警察に通報してやる」って、これ叶実のこと心配してる感ちょっと出てるよね。
ほんとに憎かったら叶実を叩いたりするはず。
「金目当てのやつに利用されるな、気を付けろ」と言いたい不器用な兄ですわ。
なんかセールスマン来たときもゲーム止めて部屋から出てきてるし、なんだかんだ言って妹のこと心配なんですよ。
兄はゲームやりながら自己嫌悪に陥ってると信じたい。
最後の舌打ちも、妹を笑顔にさせられない自分、兄をそっちのけで別のおにいさんに笑ってる妹への恨みがましさ、レンタルお兄さんへの嫉妬などなどがごちゃまぜになって出たものだろうと推測します。


てか親戚のおやじ、玄関口でいきなり遺産管理の話とか説得下手すぎだろwww

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