【感想】キリスト教からよむ世界史

関眞興 / 日本経済新聞出版
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 杉浦 亮

    杉浦 亮

    日経ビジネス人文庫の歴史シリーズで、今回はキリスト教の歴史から世界史全体を振り返る内容でした。
    世界史を知るうえで、キリスト教の誕生、発展の歴史は避けることができません。本書はその歴史を幅広く知ることができます。内容は難しいものも多いのですが、実際の史実や事件などと関連させながら知ることができるため、とても参考になるものでした。

    <目次>
    第1章 キリスト教誕生前夜
    第2章 イエスの死と復活
    第3章 教えは異邦人へ
    第4章 帝国の軍神
    第5章 神なのか神の子なのか
    第6章 立ち向かう教皇
    第7章 帝国の分裂と教会の危機
    第8章 教皇権と皇帝権
    第9章 修道院と農業改革
    第10章 カノッサ事件の勝者とは
    第11章 十字軍と東西の交流
    第12章 失われた過去の発見
    第13章 3人の教皇
    第14章 長靴を巡る戦争
    第15章 パンとワインの否定から始まる
    第16章 祈祷から宣教へ
    第17章 新興国と新教徒
    第18章 布教の新天地
    第19章 宗教戦争
    第20章 武器を売り福音を伝える
    第21章 せめぎあう科学と宗教
    第22章 自由の国を求めて
    第23章 市民の戦い 英雄の戦い
    第24章 教皇領が消えるとき
    第25章 近代によみがえる叙任権闘争
    第26章 世界大戦と教皇の苦悩
    第27章 複雑化する中東
    第28章 東の王が求めるものとは
    第29章 東欧革命と空飛ぶ教皇
    第30章 現代の教会
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    投稿日:2024.01.01

  • 棚田 弘一

    棚田 弘一

    キリスト教の誕生以前から現代(2018年頃)までの歴史を、キリスト教世界を中心に据えて追っている。

    イエス・キリスト以降はその弟子達から、皇帝、教皇、政治家、思想家などなど様々な登場人物が出てくる。そして、キリスト教の歴史は権力闘争と覇権、戦争の歴史でもある。

    考え方や利害関係の相違から発生する争いは、なにもキリスト教に限ったものではないだろう。宗教が争いを呼ぶのではなく、人間自身が争いが絶えない生き物であり、「宗教」という共通する(あるいは相反する)価値観の人達の集まりがそれに被さっているだけなのか。

    本書を表面的に読めば、キリスト教が戦乱を起こし続けたようにも解釈しかねなくなるので、注意しつつそんなことを考えながら読んだ。
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    投稿日:2021.06.11

  • komagoma1

    komagoma1

    このレビューはネタバレを含みます

    キリスト教と歴史の相互の影響を概観。もう少し掘り下げて欲しいと思う部分もあるが、ひととおりの知識を得るには十分。

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    投稿日:2019.03.02

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