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村山早紀 / 徳間文庫 (19件のレビュー)
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ちこ(´・ω・)
「オルゴールの秘密」 走って行く先には。 眠り続けている間も裏切ったことに対する想いがあったからこそ、ずっと探しに生き続けていたのかもしれないな。 「夢見る木馬」 無力な自分を呪い。 失われてしまっ…た命は取り戻すことは出来ないが、独りで嘆き悲しみ続けるより弔いの想いを届けてもいいのでは。 「たそがれの約束」 届いたメールには。 一時の夢のような時間だったとしても、偶然が繋いだ世界は互いにとって一生忘れることが出来ない想い出だろう。 「人魚姫の夏」 願いに行ったきり。 同じような想いを胸に向かったのだろうが、子供一人で行くには天候が良くとも危険な場所に変わりなかっただろ。 「春色のミュージカル」 俯いてばかりだと。 もしものことを考えてしまったとしても、時を戻すことなど出来ないのだから今を見つめながら進むしかないだろ。 「永遠の子守歌」 再び芽吹いた時に。 代々疑うことなく信じ続けて待っていたからこそ、目覚めて直ぐに独りぼっちにならずにすんだのかもしれないな。続きを読む
投稿日:2023.11.05
葉月
すぐに読めそうな事と表紙の絵がいかにも児童書という事で読まずにいたシリーズでしたが、書下ろしも含めて一冊の本になっていることを知り手に取りました。
投稿日:2023.07.22
ふみねん
うとうとしながら読むと本当に夢心地の気分で美しい情景を見ることができた。 本当に子供の目から見た世界は優しくてあったかくて。どこかで見た風景や出来事のようで、新鮮さや鮮やかさには欠けるけど、語り継が…れてきたお話のようで安心しながら読めた。続きを読む
投稿日:2022.09.18
えなか
児童に向けて書かれたものだけど、大人も癒される少し切ないファンタジーなのだと思う。ただ私には刺さり切らなかった。むぅ。
投稿日:2022.09.14
pokorit
風早の町に引っ越してきた、小学生のはるひは、公園で不思議な少女に出会う。他の人には見えない、そのアカネヒメは、風早の地で五百年を見守る神様。まだ幼いため憑代の桜の木から一人では離れられないが、はるひと…一緒に行動することはできる。人々が互いに争う時代や戦時中のことを、ただ見守ることしかできなかったアカネヒメ。まだ小さな力を使って、風早の人の幸せを守ろうとするが.... 各章のタイトルは、オルゴールの秘密、夢みる木馬、たそがれの約束、人魚姫の夏、春色のミュージカル、永遠の子守歌。 2000年代に児童書として刊行された5編の作品に書き下ろしを1編加えて改訂したもの。連作短編の形だけど、一つの物語としての流れもある。村山早紀作品は読めばふわりと暖かい気持ちになるので、心が疲れているときに読みたくなる。小学生の時に読みたかったなあ。その頃に気に入ったかどうかはわからないけど。続きを読む
投稿日:2022.04.13
mui-mui
まだ幼い神様と少女の数年間の交流を描いたお話。少し不思議系のSF作品といえるかもしれません。うまく言えませんが、神様のキャラクタの具合がちょうどいい感じ。尊大に過ぎず、我儘に過ぎず、人におもねるわけで…もない。ちょうどいいバランスを保ってる。生きる時間の異なる神と人の交流なので、一抹のさみしさが作品全体を貫いているのもいい。続きを読む
投稿日:2021.09.29
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