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有沢佳映 / 講談社 (31件のレビュー)
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総合評価:
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gaia
現代の子供達ってこんなに語彙が豊富だったり感性が豊かだったりするのだろうか。自分自身が小学生の頃ボーっとしてたから、そう思う。まあ今の情報量の多さや取り入れやすさも影響しているのかなあ。 学年の差や…家庭の差、親の関わり具合の差、成長度合い、発達度合い、全てが混ぜこぜになる通学時間の一瞬のお話しだけど、そしてこの状態が大人世界でも通じるようなそんな印象 自分のこと、他人のこと。豊かな時代だけに見えてくるものが多く、複雑だ。それでも関わりを捨てずに考え続けることが必要だと思った。続きを読む
投稿日:2023.12.25
ゴンゴンゴンゴン
小学生の通学様子のみで描いた小説。最初は、小学生特有のすぐに話題があっちこっちに行く感じで、子供ってこんな感じだなと思い出した。その中でも各々の個性を受け止め、一緒にいるからこそ、その人のことを理解し…受け止めることが人との関わり方だと教えてくれている。続きを読む
投稿日:2023.11.11
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
「年齢も、家庭環境も、性格もてんでばらばらな小学生たち8人が、毎朝いっしょに騒がしく登校する様子がユーモラスで繊細な文章で生き生きと書かれています。 小学生って、たった数ヶ月でこんな風に自分とは全然違…う他人たちとの関わりあいの中でそれぞれ着実に成長していくのだ、と納得させられる圧倒的なリアリティがあり、優しくありたい、賢い大人になりたい、と前向きな気持ちになれる爽やかな感動作です。」続きを読む
投稿日:2023.04.11
9mmakaneko
このレビューはネタバレを含みます
すごい! 小学生の登校班の朝の登校だけで話が進む。 おまけに、五年生の副班長ユッキーの視点なので、いろいろ説明不足で、わからないことが多いが、どんどん読めてしまう。 すばらしいリーダーのかさねちゃん。 口うるさいけど空気が読めるマユカ。 にぎやかな太郎次郎兄弟。 本人にも家庭にも問題がありそうなリュウセイ。 アリと、カブトムシの幼虫が手をつないでるみたいな一年生のミツと二年生ののんすけ。 太郎と次郎がどなりながらしゃべる様は声が響いてる感じすらある。 ずっと朝の登校シーンなので、終盤のお出かけがとても効いている。班のみんなそれぞれのリュウセイへのプレゼントが良かった。
投稿日:2022.12.10
chighagchigsa
小学生の通学班、懐かしい。あのころは通学路が広い世界だった。小学生同士の人間関係も、世界の全てだと思ってた。あのころの柔軟な感性を思い出した。 通学班の数ヶ月の出来事を切り取ったお話。懐かしく、温かい…気持ちになる作品。続きを読む
投稿日:2020.07.25
みじこ
小学生の時に読んだら、私もこうなりたいって思ってたんだろうが現実がこうも美しくいくはずはないので、あり得ないファンタジー プリンセスより遠い幻想 だけど、こーも200p超 子供の話し言葉だけで続けられ…るって、すごい引き出し力だ 私も通学班のとき、すごく苦労したからわかるなあ 続きを読む
投稿日:2019.09.30
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