【感想】「忖度」の構造 空気を読みすぎる部下、責任を取らない上司

榎本博明 / イースト新書
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • otabechan

    otabechan

    昨今、いろんな事件で使われてきた「忖度」。事件のイメージが強いせいか、不正な言葉のように感じてきたが、良い方向に働くと「思いやり」とも取れることが述べられており、なるほどと感じた。
    アメリカと日本の学校教育における比較などは面白かった。
    全体的に、忖度を悪者扱いしないでくれーという主張だが、忖度にも世代間があるところが難しい。
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    投稿日:2018.10.29

  • deroderoh

    deroderoh

    昨今の流行言葉「忖度」について書かれた本。

    だが、まあ、割と世に知られていることがさらさらっと海底ある印象。

    日本独特の雰囲気に関する以下、超有名作からの引用が多数あり、ある意味、学生の論文的な、パッチワーク的な内容だと思った。

    「甘えの構造」
    「失敗の本質」
    「空気の研究」

    まとめサイトのように、なんとなく雑学的に権威のある本からの知識を得たいのであれば、良いのかな。

    この筆者の本は、タイトルのキャッチーさに一番の極意がある気がする。特に内容が違っている訳でもないのだけれど。
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    投稿日:2018.05.19

  • 宮本知明

    宮本知明

    忖度の問題がややこしくなるのは、忖度される側もする側もはっきりとそれを意識していないこと。下に仕える者が上位者の意向を忖度するのが当たり前になっている社会では、意向を匂わす側も、意向を汲み取る側も、ほぼ無自覚に動いている。自動的に動いているから客観的証拠が残らない。これが最大の問題となっている。察して動くことが有能とされる日本の社会において、忖度しなければ仕事が回らないといった面も理解しながら、本書では忖度の構造を明らかにする。いかにすれば忖度のややこしさに振り回されることなく生きて行けるのか。終章には確かな処方箋が示されている。続きを読む

    投稿日:2018.03.14

  • 高崎圭悟

    高崎圭悟

    意外におもしろかった☆


    権力を持つ側が圧力をかけなくても、権力を恐れる側が自己規制したり、権力側に有利になるように物事を進めたりすること。これが「忖度」

    忖度の結果、まずい事態が生じたとしても、権力側が何かを依頼した事実はないため、言外の意図を勝手に汲み取って動いた側が悪いということになる。

    日本人は、察する力、コンテクスト度が高いため、このようなことが起こる。
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    投稿日:2018.01.31

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