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月原渉 / 新潮文庫nex (27件のレビュー)
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総合評価:
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no_identify
このレビューはネタバレを含みます
ロジカルにものごとを考えるとこうなる、というオチなんだと思う。もちろん時代背景等もあるだろうけど、それはむしろ動機だし、クローズドな環境で起きたこととそこに存在する要素を対応させたら、そうならざるを得ない。 だけどそれだけだと面白くないわけで、今回は世界観の設定やキャラクターを際立たせたという感じがある。日本でありながら治外法権まかり通る異国世界は、どちらかといえば異界に近い雰囲気で描かれているし、人形のような双子とか、ゴシックホラーをねらってるんだろうなという印象。 そういう意味で良くも悪くも淡々とした文調で進む。読み終わったら、紅茶、かな。
投稿日:2024.01.10
1933892番目の読書家
見立て殺人って飾りくらいの認識だったが、それを軸に推理を展開し犯人と出し抜き合戦をしていく。見立て殺人をここまでフィーチャしたミステリを読んだ事がなかったので新鮮だった。 探偵役のキャラ設定が独特。 基本は頼りになるのだが、唐突にやべー奴感を出してくるので、人物像を把握しきれないまま読み終わった。
投稿日:2023.11.07
とあまる
key word クローズドサークル 見立て殺人 栗花落シリーズ1 ロジック ミステリートリックは難しくないので理解しやすい。一方、栗花落のロジックは私には「ん?もう一回言って」と言いたくなる、一…文を再読してロジックを理解するのがとても楽しい。 続きを読む
投稿日:2023.01.03
bero0930
舞台は明治の横濱居留地にある異人館!父が遺した謎めいた絵を高額で買い取りたいという金持ちが現れた。条件は所持者の直系の親族が持ってくること。 集められた画家に縁のある人々は怪しさ満載でフラグがたちまくってる状況から始まる連続殺人。 しかも謎めいた絵の下層にはなぜか死んだ人が描かれていた。 明治の横濱異人館、怪しさ満載で金の匂いプンプンの集められた人々、死体の描かれた絵とその死体にそっくりな人、逃げた方がいいという匿名女とやたらと泊まることを進める館の主、フラグたちまくりの中でやっぱり起こった連続殺人!もちろん館は孤立したクローズドサークルに!犯人は?犯人の目的は?事件の真相とは??? 今までいろんなパターンのミステリー作品を読んできてるのにこんなに楽しめるなんてミステリー作家さんはすごいなって思えてくる。逆にいろんな作品を読んでるからこその楽しみとかまで出てきてしまって本当に面白い。
投稿日:2022.01.01
caninha
炎舞館が面白かったので、1作目から。 シズカの完璧さがちょっと怖い。横浜居留地の断崖屋敷に閉じ込められた、遺産に関わる名残会の面々。そして絵画の見立て通りに死んでいく登場人物たち。シチュエーション的に…はめちゃめちゃ好みでした。見立て殺人からの見立て返しの、見立て返し返しで、途中かなり混乱しました…続きを読む
投稿日:2021.10.06
長野ぴかり
横浜異人館の雰囲気はあんまりなかったかな。治外法権という設定だけ。あのあたりで吊り橋がある断崖絶壁ってどこら辺?元町や山手、赤レンガのイメージしかなかったので、お屋敷の建ってる場所がイメージしにくかった.. 表紙からして軽めの作風かと思いきや、結構暗い感じでした。ゴシックホラーテイスト? シズカさんと絶壁と雷ですごいかっこいいシチュエーションのシーンが序盤にあったけど、個人的に探偵のカッコ良さは謎解きの時に初めて発揮してもらいたく..。ちょっととっつきにくい完璧メイドのお姉様探偵でした(普段はダメ人間系探偵が好き..)。 謎の方は...ちょっと途中で飽きてしまってつつつーっと流し読みしてしまった。 罪深き緑の夏っていう絵画に絡んだ小説を前に読んだのですが、どうも絵画が出てくる小説は合わないのかも。
投稿日:2021.09.20
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