【感想】「闘争」としてのサービス

山内裕 / 中央経済社
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • ホン読む子

    ホン読む子

    ●途中
    めちゃめちゃおもしろい。

    前提の理論説明は、難しかったが、
    鮨屋などのサービスの分析は、店側と客のやりとりをハラハラしながら読んだ。

    顧客満足度あげるという通説の逆ばりで、見えてる世界ががらっと変わる感じが好き。

    ●読了
    前半の、レストランでのやりとり記述は、イメージしやすかったが、
    分析は、とても難しかった。理解できてないものも。
    ただただおもしろい。

    受け身でなく、もっと主体的に関わりたいし、
    自分がサービスを提供する側でも、与えるでなく、人と人とのやりとりとして、一方通行でなく考えるべきものとおもった。

    何度も読み返したい。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.24

  • mnagaku

    mnagaku

    哲学寄りだったので読むのしんどかったけど、面白かった。自分の仕事も、まあ、サービスを提供しているわけだけど、お客さんと自分、それぞれがテクストを紡ぐ過程で、対等な関わりを持つという定式化には納得感がある。この視点に立って、実際どうやっていくかは難しいけど。営業の人にも主体的にサービスを提供する一員の立ち位置でやってもらうと良いのかな(個人的には試してる部分もある)。この土俵で闘えないお客さんは切っていくのかなあ(闘い甲斐がない、こっちの成長に繋がらない)。お客さんと面と向かって関わる仕事の人は読むと良いと思う。続きを読む

    投稿日:2021.06.06

  • kuwataka

    kuwataka

    このレビューはネタバレを含みます

    弁証法を用いて哲学的にサービスについて論じている。噛みごたえがあるのでサービスについて考察する度に読み直したい一冊。

    顧客にサービスを提供する時のインタラクティブな緊張感ある関係性の中に「闘争」があると指摘する。それぞれ互いの力量を見極め合う行為がぶつかり合いを生み、さらにその積み重ねがサービス空間に独特なテクストを生み出し、そのダイナミズムが共創関係を持続させ、サービスの魅力として醸成されるという。

    UXやコミュニティ・デザイン、プラットフォーム・ビジネスの文脈でも重要な一冊。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.09.23

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