【感想】モノたちの宇宙

スティーブン・シャヴィロ, 上野俊哉 / 河出書房新社
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • slow-future

    slow-future

    21世紀に入ったぐらいから注目されてきた思弁的実在論を、カンタン・メイヤスーの思弁的実在論とグレアム・ハーマンのオブジェクト指向実在論の二大勢力を土台にして説明しています。

    そこまでならわかりやすい入門書として紹介しやすいでしょう。しかし著者の好みとしては、どちらかというとメイヤスーよりハーマンによるオブジェクトの独自の存在をめぐる哲学に傾いていることは読んでいてわかってきます。その一方で(おそらく著者自身が気に入っている)アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの汎心論を導入することによって、本書後半の議論は錯綜ひいては迷走していることは否めません。

    解説書で終わることなく独自性を追求した結果、曰く言い難い結果となっているのが、良くも悪くも本書の特徴でしょう。
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    投稿日:2024.02.04

  • iuiライブラリ

    iuiライブラリ

    人間は果たして特権的な存在なのか?

    Y-GSC榑沼先生の授業で題材となった哲学書。まあ自分には難しかった。
    それでも丁寧に読んでいくことで、人間と動物は存在として優劣があるのだろうか?人間と植物は?人間とペンケースは?そんなことを考えさせられる。
    人間中心主義的でない都市・建築とはなにかを模索するために、自分が今後も向き合い続けなければいけない1冊。

    池上 彰 [akira ikegami]
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    投稿日:2018.02.05

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