【感想】死体の涙 監察医が見た

上野正彦 / シティブックス
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
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ブクログレビュー

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  • 塵

    どうやら前回読んだ「死体の犯罪心理学」の著者の上野正彦氏は法医学界での権威らしい。

    以前読んだ、(別の著者の)死体の本が相当面白くて印象に残っていたから今回も死体に関する本を読もうとネット検索したところ本作を見つけた。

    内容は、概ね満足といったところ。
    まず、本作のコンセプトとして実際のケースを挙げながら死体について語るというものだったが、実際のケースは最初に数件しか挙げられなかったし、後半は死体を通して見えた筆者の人生論がつらつらと書いてある。
    実際のケースを例にして「解剖学」を述べてくれるものと思っていたから残念だった。
    これは、正確には死体を通して見えた人間とはどういうものなのかを語る御本でした。

    作者が述べる人生論は、頓珍漢な事も言っていないし、あぁ、確かにねと納得する事もあったがいかんせん後半は前半部分を似てる言葉で繰り返して言っているようなもので一度ビシッと細かく説明してどんどん次の話題に移ればいいのに、数個の話題をふわふわっと触れていくのを何回も繰り返していたから段々飽きていってしまった。
    後半のネタ切れ感が凄い。

    以前読んだ「死体の犯罪心理学」でも感じていたが、この作者の書き方は私にあまり合わないと思う。思想には共感できるから尚更残念。

    もう少し死体を取り上げる本を探して見たいと思うが、この方しか取り上げていなかったらいよいよ終わりかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2020.02.24

  • まるお

    まるお

    若干期待していた内容とは違っていたものの、死体を通して社会の様子を感じ取るなんて、今まで無かった視点だったので面白く読めました

    投稿日:2016.05.30

  • 葉子

    葉子

    すごく面白そうだなと思って読み始めたのですが残念ながら期待外れでした。
    性別のこと、育児のこと、いじめのこと、どれも難しい問題なので
    無責任に触れて月並みな言葉だけ残していかないでほしいなと感じました続きを読む

    投稿日:2011.11.20

  • KAILA

    KAILA

    内容(「BOOK」データベースより)
    2万体の死体が叫び続けた。この世の無情と裏切り。そして最後まで信じた愛とやさしさ。生きるとは何だろう。大ベストセラー『死体は語る』より12年、ようやく書く決心がついた遺された死体の真実。

    【感想】ノンフィクション。著者が実際に検死した死体についての話です。死ぬっていう事がどんなものか…深く考えさせられました。自殺・他殺・事故死・餓死…死に方は人それぞれ。死体が語る悲痛な叫びにも似た声…。胸が締め付けられるほど切ないです。美しい死なんてこの世にないですね。
    続きを読む

    投稿日:2009.09.13

  • だらけたおばさん

    だらけたおばさん

    死体に関する本として、いささか遠慮したいタイトルだと思われるが、そんなにグロい描写はないので、読みやすいと思う。
    ただ、切なくなって涙が出てきてしまうこともあるが。

    愛情が絡んだ殺人事件、金銭が絡んだ殺人事件、幼児虐待事件、この世の無情と裏切りの中でも、愛があったことがひしひしと伝わってくる。

    まるで自分もそこにいたかのような感覚に襲われるものだから、妙である。
    続きを読む

    投稿日:2007.11.28

  • 日曜日のさくらんぼ

    日曜日のさくらんぼ

    2万体の死体が叫び続けた。この世の無情と裏切り。そして最後まで信じた愛とやさしさ。生きるとは何だろう。大ベストセラー『死体は語る』より12年、ようやく書く決心がついた遺された死体の真実。

    投稿日:2007.01.26

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