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桂望実 / 中公文庫 (22件のレビュー)
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なんてひだ
出だしのニコニコ顔から歪んだおじさんが心の中で反パクしていく物語かと思ったら全然違うって、人間らしい常識ある涙脆いおじさんじゃないですか。ケータリングの仕事に誇りを持たずいい加減で生きてく為に仕事して…いるだけの司の養育費の為だけの、と思いきや全部ひっくり返る。毎年行ってる妹と友人の思い出の山に1人でも行くとか未だに自分を責めるとか死からガラッと生き方変わる、それを忘れない潔さ。途中でぼくが秀樹でおじさんが健一と理解した、なんて味のある物語だと、出汁の話でちゃんと技術あるんだよ、料理人だよと感動する続きを読む
投稿日:2024.02.19
八
題名に引かれて読み始めた。 途中、話が次から次へと切り替わっていくので、読みにくい。 内容的にもイマイチ。
投稿日:2023.10.23
nkwada
タイトルからして朝ご飯屋さんを舞台にお客さんとのハートフルな短編集とか想像したのだが、全然違っていて、ケータリング業を営むダラーとした中年男が、腰のリハビリで通う病院で出会った少年との交流を描く作品で…、ちょっとしっとりもした良作。登場人物がたくさんいるので、集中して読まないと人間関係が掴みづらかった。続きを読む
投稿日:2023.09.19
こしあん
このレビューはネタバレを含みます
なんとも美味しそうな表紙に惹かれて。 中盤まで「僕と、おじさんとは?誰のこと?」とハテナでいっぱいなりながら読み進めていたけど、終盤でグッと引き込まれた。 あの人も、あのエピソードもここで繋がるんだね。 何事にも無気力だった健一が徐々に暖かみを取り戻していく様子に嬉しくなる。本当は人一倍優しくて、気の利く人なんだよな。 「僕とおじさんの朝ごはん」の場面がとても良くて、最後まで読み終わってから、もう一度そこだけ読み返した。 美味しそうだなぁと思った表紙。意味が分かって胸にじんと沁みる。 ⚫「あのさ人生で初なんだけどさ」 「この調子だとお代わりが欲しい感じなんだよね」 嬉しいんだけど、切ないこの台詞にグッときた。 今週末は朝ごはんに目玉焼きを焼こうかな。
投稿日:2023.01.12
yumi
表紙の目玉焼きが美味しそうという理由で 何の気なしに手に取った本だけど、 ぐっと心掴まれる作品でした。 何よりおじさんのキャラクターがとても良い! 初めての作家さんですが、 他の作品も読んでみたく…なりました。続きを読む
投稿日:2022.08.16
まあ
めちゃくちゃ泣きました。 タイトルから僕とおじさんの日々の朝ごはんの話なのかと思っていたら、全然違いました。 朝ごはんが出てくるのはたったの一度。 自分にとって当たり前の何の変哲もない朝ごはんが、…誰かにとってはとても特別な事なのだと考えさせられました。 主人公はやる気のない料理人のおじさん。 このおじさんが少年と出会い変わっていく物語。 おじさんの変わっていく姿が読んでいてうれしかったです。 変わった後のおじさんが作る料理がとても美味しそうで食べたくなりました。 良い1冊に出会えました。続きを読む
投稿日:2022.01.29
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