【感想】オールドテクニカ（２）

このレビューはネタバレを含みます

オレ達の戦いはこれからだ！

まだ２巻だし電子書籍に移行しようかなと思った矢先にまさかの全２巻だったという。
（『憑依どーん！』に続いて２回目。）
こちらも１巻と同じ紙媒体で購入したよ。
てか、広い世界を舞台としている冒険モノで２巻で「堂々完結」という煽りは残念ながらちょっと痛々しいと思う。
エルエスが、せっかく巨乳で蒸気機関のマシンに乗ってるってのに、蒸気で蒸れ蒸れの透け透けにならなかったのがアカンかったんじゃないかと。

ドクターチーフの言っていることってあながち間違っていないんだよなぁ。
（最期ら付近の台詞から単純に邪悪なわけでもないことがわかるし。）
要は、
　「メックアニマ１人の犠牲で、あなたたち千人が助かります」
って人たちの前で
　「でも、自分はメックアニマ１人を殺すより、あなたたち千人を見捨てる方を選びます」
と言えるかって話だ。
メックアニマが人間と明確に意思を通じ合えるからややこしいだけで、動物相手には現在でも普通にやってることだし、どこで線引きするかは立場とか境遇とかで変わってくる。
ザッシュたちの選択を否定するつもりはないけど、今回は正義の為じゃなく、自分の信念、もっと言えば単純に自分が気分が悪いからってだけの行動だよなぁ、と。



最後にとても面白そうな設定をブチ込んできたっていうのに・・・。
とはいえ、設定が大きすぎて続けても大味な展開になりそうな気もしなくもないんだけどね。

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