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江上剛 / 新潮文庫 (2件のレビュー)
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亮
金融庁長官の特命を受けた捜査官が標的にしていたベンチャー銀行の専務が失踪。 銀行を根底から揺るがす不正の証拠と共に消えた金庫番を探し出し、不正を暴けるのか。 野心を燃やす銀行会長、マネーロンダリン…グにて銀行成長に一役も二役も買う暴力団。 経済小説でありながら、舞台は沖縄の離島へと。 鬼忘島。モデルは伊良部島。 琉球、薩摩に人頭税で地獄の仕置にさらされる歴史を持つ島。 人間が生み出した経済、金融という業態と大自然が交差する。 元第一勧銀、現みずほ銀行の行員であった著者。 ただの経済小説とは異なる。場面切替が映画のようだな。続きを読む
投稿日:2019.04.28
yuki*
このレビューはネタバレを含みます
構図など、とても緻密に練られていて、非現実な出来事にも「本当に起こり得るかもしれない」と思わせられるほど、展開にハラハラした。 それだけに、最後が「勧善懲悪」で終わってしまっているような感じで少し残念だった。
投稿日:2018.03.08
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