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深沢潮 / 徳間書店 (7件のレビュー)
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椋とんびの2
日本はいつからこんなに貧困大国になってしまったのでしょう。虐待、DV、生活保護、技能研修生など、様々な困難を抱える女性たちが暮らすドミトリーが舞台です。 ただ、もう少し一人ひとりを掘り下げてほしか…ったかな。一応知っていることをなぞっただけという感は否めない。 今も助けを求めている人たちはたくさんいるのだということだけは忘れないでいたいです。続きを読む
投稿日:2023.09.22
りなりん
このレビューはネタバレを含みます
世の中のリアルな問題を題材にしているからこそかもしれませんが、救いがなく、これで終わり?と毎回思ってしまう短編集でした。 生まれてきた以上、誰にでも幸せになる権利はある、という言葉が印象的で、登場人物たちのその後の幸せを祈らずにはいられませんでした…
投稿日:2020.07.20
tpochi0717
女性専用のシェアハウスに住む住人の苦悩。 地元に戻れない男にもあっけなく振られ行き場のない樹。 売れない劇団員だけどシェアハウスでは仕切り役になろうとする風香。 生活保護を受けることにした無愛想なさ…くら。 中国から外国人技能実習生としてやってきたが逃げてきたウェイ。 夫と姑から息子を取り戻すために必死で働く好美。 シェアハウスの不動産で働く生い立ちが複雑な雛。 貧困がすべてを不幸にしていく。 違法シェアハウスでバラバラに散っていった住人たち。 これが現実か。。。 貧困層の家庭に生まれた人は貧困から抜け出せないの。。。続きを読む
投稿日:2019.03.16
suzuka
ひとかどの父へ 緑と赤 の二冊を読んだが、あまり好きな作品ではなかったため、迷ったが、なんとなく手にとった。 はやりののシェアハウス、イメージと全然違う話。いじめ、貧困、DV、など、どうにもならなくて、仕方なく住んでる、そんな人が登場した。 辛くなる。 現実には、こういうこと多いのかもしれない。
投稿日:2018.05.13
sunny
女性専用シェアハウス「ティラミスハウス」の住人ひとりひとりが主人公の連作ストーリー。住人みんなに、社会福祉士のテキストに登場しそうな事情があって、読んでて明るい気持ちになれる話ではないのに、一気に読み…終えてしまった。雑然として掃除が行き届いていないハウスが描写されていて、生活に苦しい人たちのシェアハウスならモノが少ないのではと思いがちだけど、そういった取捨選択が難しくなるほど精神的に追い込まれているのだなとも感じた。続きを読む
投稿日:2018.05.10
Mari
シェアハウスと聞くと楽しそうで明るいイメージがあるので楽しいストーリーかと思ったら社会派小説でした。貧困、DV、生活保護、外国人…いろいろな問題がある女性を取り上げた連作短編集。ちょっとびっくりする内…容でした。続きを読む
投稿日:2018.03.12
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