【感想】テセウスの船(10)

東元俊哉 / モーニング
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    【あらすじ】
    お泊り会当日。21人が毒殺される未来を変えるために、警戒を強める心と文吾は、持ち物検査を実施。さらに、飲食も禁止にする。そして行方不明の和子と鈴を探して音臼岳の小屋に行った心は、殺人鬼と対峙。一連の事件の異様な動機を知ることに。時を超え揺れ動いてきた佐野家の未来が、ついに決まる――衝撃のタイムスリップ・サスペンス、ここに完結。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    登場人物はそれほど多くないのに最後まで誰が犯人なのかわからず、すごくハラハラさせられました。また、タイトルである『テセウスの船』という言葉の意味から、この物語の終着点が果たしてハッピーエンドだったのだろうか、と考えさせられた。家族の幸せを取り戻すために搬送した心はこの世におらず、別の人生を歩んだ心がいる幸せな佐野家…それは本物だけど偽物の「佐野家」なのでは?と感じました。
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    投稿日:2023.06.24

  • セイン

    セイン

    このレビューはネタバレを含みます

    全10巻読み終えました。
    タイムリープ系サスペンスの秀作だと思います。
    その中心には家族愛があり、過去に戻った心と父文吾との関係も、お互いの不信から友情へ、そして、親子愛へと昇華しており、悲しいながらも、清々しい最後だったと思います。
    タイトルのテセウスの船は、部品が全て新しくなっても、最初の船と同じと言えるかの投げかけですが、私は同じだと思います。
    大切なのは部品ではなく、作り手の想いやコンセプトにあると考えるためです。
    過去に戻った心の体は亡くなりましたが、
    心が残した大切な人を守るという強い想いは
    文吾や家族に引き継がれており、
    それがまた、未来の心や岸田由紀、
    そしてこれから生まれてくる未来にも
    繋がっていきます。
    それこそが、佐野家の理想の家族像であり、
    人が変わっても、
    変わらずに続いていくものだと思います。

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    投稿日:2022.06.26

  • charmie11

    charmie11

    このレビューはネタバレを含みます

    心は学校できつねのお面を2つみつける.例年1月7日に開催しているイベントで使うものが,その年は天皇崩御により開催できなかったため,このお泊り会で使うとのこと.

    さつき先生がいなくなったことが判明.心が佐野に連絡を取る.学校入り口で手荷物検査をすることに.ようやく検査をするぞというタイミングでスピーカーからみきお(過去)の声.手荷物検査を拒否するみきお.

    みきおは児童に札幌土産と称した何かを渡す.水に溶かすとジュースになると説明しているが,どう考えても『ぺろり,これは青酸カリ』.

    食事のタイミングで佐野と心が飲食を止める.みきおが毒なんてないとパフォーマンスをして佐野と心を追い詰める.

    そこで佐々木紀子が慎吾(心の兄)をおんぶして登場.母親と鈴が知らない男に連れて行かれたと逃げてきた慎吾と遭遇した佐々木紀子.これでお泊り会は中止.みきおをどこかの教室に監禁.佐野か心かどちらか分からないけどみきおが描いた絵を持ってくる.18時30分に母親と鈴を殺すような内容.佐野は学校に残り警察と一緒にいることを,心は風車小屋に行くことになる.

    山小屋に目を奪われているところを襲われ心は手錠で山小屋に繋がれる.しおり先生も山小屋の中.みきおは山小屋に火を点ける.

    ここからみきおが心に話をする.
    みきおは転校初日に鈴に声をかけられ鈴を好きになる.鈴は佐野に憧れていることを知り,みきおはネジ曲がった感情から佐野を殺人犯に仕立て上げることを計画する.
    みきおは事件後も鈴の動向を探っており,整形したこと,名前を変えたことも知っていた.ただ,みきおが好きになった鈴とは別人のようで,そこが不満らしい.

    過去にタイムスリップしたみきおはみきお(過去)と話し,みきお(未来)を殺す?ことでみきお(過去)を正義の人に仕立て上げ鈴をモノにする算段.とことんくず.

    鈴と母親は学校の旧体育館に換金されており,みきお(過去)が鈴を助けたようにみせかけヒーローのふり.救急車も到着した所で佐野は山小屋に向かおうとする.そこでみきお(未来)が佐野を刺殺しようとするも,心が割って入る.佐野がみきお(過去)を撃つ.心死亡.

    そして歴史が変わった現代.全員で心の墓参りをした後,タイムカプセルを掘り起こす.この時点で心に相当する人がいないけど,佐野一家は明るい.鈴は妊娠.心がタイムカプセルに入れたのは,心の家系図.

    みきお(過去)は少年Aとして消息を絶っているが,怪しいやつとして週刊誌で報道されている.結局佐野家に生まれた子供に心から名前をもらって心と名付けたみたい.

    心(過去)は先生になったみたいで,そこで由紀と出会い結婚するっぽい.紆余曲折を経て収まるところに収まった.これがテセウスの船という意味.

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    投稿日:2021.08.03

  • コウケム

    コウケム

    なかなか面白かった
    終わり方も胸糞悪くなくて良い
    続きもあるなら気になるが多分クソだから
    ここで終わるのがよし

    投稿日:2021.04.07

  • machinobu

    machinobu

    衝撃のタイムスリップ・サスペンス、第10巻。
    いよいよクライマックスへ。

    一連の事件の犯人は、あの人物で、その動機は何と...そんなことで...

    テレビドラマとは、エンディングが違うようですが、こちらのエンディングの方が良いかしら。続きを読む

    投稿日:2020.11.29

  • まなべ

    まなべ

    ドラマでハマって、マンガを一気読み。

    原作とドラマ、違ったラストで2度楽しめた。
    心さんは、どちらもちょっとドジで交換が持てる。

    投稿日:2020.04.02

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