【感想】マリリン・モンローの言葉

山口路子 / だいわ文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • おくとぱす

    おくとぱす

    言葉シリーズで一番気に入った一冊。

    男勝りな部分が多い私と対極に立つであろうマリリンの考えや人生観に触れられた。

    女性らしい女性には同性からの嫉妬が付き物。
    それは彼女(マリリンだけではない女らしい女姓)たちにどこか羨ましさを感じているからだと思う。

    隣の芝生は青い。隣の花は赤い。
    このようなことわざからも人は他人を羨ましがるのが常。そのような中で、理解まではできなくとも知るということがまず大切なのではないかと思った。

    世紀のセックスシンボル、マリリンでも自分に自信があるわけじゃなかったんだ。とハッとさせられた。
    また、その自信のなさまでもが男たちを魅了してやまなかったという皮肉...。。。

    うーん、考えさせられる。。
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    投稿日:2024.01.11

  • 5552

    5552

    マリリン・モンロー、世紀のセックスシンボルと言われた女性。

    彼女の姿、生き方は、とかく、人々の耳目を集めやすい。
    過酷な少女時代を生き抜き、自力で女優になり、数々の映画できらびやかな活躍をし、有名人との3度の結婚と離婚を経験、最後はベッドの上で電話の受話器を握りしめながら亡くなった。その死の真相は今もって謎とされている。

    昨年は没後60年で、彼女の人生を描いた映画が配信された。
    私は観ていないが、否定の声も多かったらしい。
    私はNHKのドキュメンタリーで彼女の言葉の断片を知り、心を捕われた。

    「頭の弱いブロンド女」という、ある種の男性が望む姿を演じつづけたマリリンだが、その実、とても賢く、向上心に溢れていて、神経質に見えるほど繊細な心を持っていた。
    子供のころから劣等感に苛まれ、いつも本を読んでいて、女優になってから大学に通ったことも、アクターズスタジオに学んだこともあったという。

    確固とした考えから、マイノリティに理解を示し、友人も多かった。
    あの時代に珍しかっただろう。

    一方で、虚言癖のようなものもあり、何が本当で何が嘘か分からないことも喋ったのだそうだ。

    マリリンの魅力として、この本の著者は「人々の保護本能をかきたてること」と書かれているが、私もかきたてられてしまった。

    でも、「保護本能」というのは、「支配したい」といった欲と密接に組み合わさっているような気がする。

    異性からの支配や、社会(映画業界)からの支配、過去からの支配から、必死に逃げようと頑張っていたのかもしれない。

    そんなマリリンだから、多くの人に届く言葉が残っているのでしょう。

    セックスシンボルを演じつづけ、かわいそうな女の子からも脱却しようともがいた軌跡の言葉。

    重いです。

    「どうか私を冗談あつかいしないで」マリリン・モンロー
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    投稿日:2023.03.18

  • m

    m

    マリリン・モンローは過酷な過去を歩んで生きてきたんだと知った。マリリンだから許される部分あるよこれ。

    投稿日:2022.05.22

  • そら

    そら

    マジで人に言ったら自分何様やねん、だけどマリリンの実はネガティブでちょっと自信なくて、それを補うように向上心が強い(あとよく遅刻する)感じが自分の考え方と似ててマリリンが好きになった
    マリリンみたいにそれでも自分を持って、嫌味を言ってくる人までジョークで返すくらい成長できたらいいな


    ⭐︎
    質問することを恐れないで、はっきりと聞いてくれれば答えるから。(婚約相手の子供へ)
    自分が正しいと思うならやってみたらいいんじゃない?私なんかにモラルの定義を求めないで。(奪略結婚を冷やかす記者へ)
    3人と結婚30代で死ぬ。2人目の夫は、星の王子さまを引用した愛のメッセージへ、これどういう意味?と聞くほどバカ。服を脱ぎ散らかしながら歩くマリリンを怒るほど綺麗好き
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    投稿日:2022.03.20

  • 紫夏

    紫夏

    ●なぜ読んだか
    →名言集で読みやすそうだった。

    ●感想
    →“完璧でありたい” という生き方のこだわりが故に、生涯劣等感と闘い続けた大スター。
    人間らしくて彼女のことがとても好きになった。

    完璧な人間などこの世にいないことも、
    欠点がその人の個性や長所になることも、
    そんなことはとっくにわかっている。
    ただ私は、それで納得する性分ではない。
    完璧でありたいし完璧な自分を追い求め続けたい。
    劣等感とは切っても切り離せない自分の生き方が
    苦しかった時に、マリリンの生き様を知って救われた。

    “お金が欲しいわけじゃない、素晴らしい人間になりたい”と涙ぐましい努力を幾つになっても重ねる彼女は美しい。
    美しい女性が美しいのは、ただ容姿端麗なのではなく、より良い自分であろうと見えないところで努力しているからだと思う。
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    投稿日:2022.01.13

  • yachiyo

    yachiyo

    個人的にマリリンの人生、筆者に感情移入できなかったのは、マリリンの性格、価値観がわたし自身とは異なるからなのかなと感じた。

    複雑な人生の中に、芯を持っててカッコ良い。

    投稿日:2021.02.08

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