0
千野帽子 / ちくまプリマー新書 (37件のレビュー)
レビューを書く
商品詳細ページへ戻る
総合評価:
"powered by"
ざどだぞ
webちくま「人生につける薬 人間は物語る動物である」18回連載を加筆修正して5章に 各個人が考えたり感じたりする判断となるその前提ができる精神作用や言葉の仕組み等を、たくさんの読書を経てまとめて…いる 続きを読む
投稿日:2024.02.05
千
理解した、と思う時、人はじつは決めつけている 「ベキ論」によって人は、世界や他者を操作できると思い込んでしまう。(コントロール幻想) 感情に突き動かされて行動することは選択肢をまずから手放すことで…あり、「自由」からもっとも遠い 世界でひとつだけ選択可能なものは、できどことに対する自分の態度である。p.178続きを読む
投稿日:2023.10.01
まーろう
近頃の僕が漠然と考えていた疑問に答えてくれる内容で、付箋貼りまくりでした。 なかなか簡単にまとめられないのですが、人間には出来事を「物語」として把握する能力があり、独立した前後の出来事を因果関係で結…びつけてしまうと。 むしろ「物語」として把握するために個人的な出来事にも理由や意味を求める(「なぜ」このような悲劇的な出来事が「私」の身に起きたのか)。 嘘でもいいから説明が欲しい(因果応報)。 そして何らかの決着をつけて新しい平衡状態に辿り着きたい。 現実世界の理解もフィクションも物語化の構造は同じ。 著者が引用、言及する分野が幅広くて、その圧倒的な読書量に感銘を受けました。続きを読む
投稿日:2023.01.15
ittan110
このレビューはネタバレを含みます
タイトルから、小説について何らかのことが書いてある本かな、と手にとった 想像していた内容とは違って、最初は戸惑ったが、どんどん面白くなった 例えば。昨今の宗教被害の問題など、なぜ人はそういう世界にはまってしまうのか、 今一つピンとこなかったのだが、「物語」をキーワードに説かれていて、 非常に参考になった 物語のいいところも悪いところも知ることができました
投稿日:2022.10.12
ikezawa
物語の成り立ちについて勉強したくて読んだのですが、人間が物事を認識する上で因果関係を求め、物語として捉える。また思い込みなど「何故自分だけ」という理想の物語を描き苦しむ習性やストレスへの対処なども簡潔…に説明している良い本でした。 わかりやすく説明してくれているため章ことにスラスラ読んでしまうのだけれど、印象に残った部分以外ポロポロ抜け落ちてそうなので気になったところを再読してメモを取っておこうと思う。 内容とは関係ないけど、ちくまプリマー新書の紙質…好き。続きを読む
投稿日:2022.01.15
ちゃちゃまる
文学論が展開されているのかと思いきや、認知科学や社会学など様々な観点から「物語る」ということについて説明がなされていて、かえってそれが良かった。 物語の役割を文学の中だけで語ろうとすると、どうしても文…学に興味のない人にとっては理想論のようなふんわりした話に聞こえがちだけど、様々な観点から語られることでより多くの人に受け入れられやすいものになっているのではないかと思う。 知らず知らずのうちに物語を内在化させてアイデンティティーの在りようとかコミュニティでの振る舞いに悩む中高生は少なくないと思うので、そういった生徒に読んでほしいな。 でも、カミュや川端康成、小川洋子から仏教説話、黒子のバスケ事件の犯人の手記など多岐にわたる引用が論に広がりを持たせる一方、かえって中高生には敬遠されてしまうかもしれないと感じた。続きを読む
投稿日:2021.11.13
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。