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小倉紀蔵 / ちくま新書 (11件のレビュー)
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美濃
朱子学と陽明学についての入門書となっている。 性即理の朱子学と心即理の陽明学。これらの説明の前に儒教世界観についての解説から始まる。 第2章の後半ページには、朱子学と陽明学を学ぶ上で参考にすべき文献や…学者の紹介がなされている。よりハイレベルな理解を得たい人は本書の後、これらの本を読んでみるとよいだろう。続きを読む
投稿日:2024.04.12
まこ
朱子学は個と他を分けるが、陽明学は分けられないものとしている。 空:中庸力。個をなくして本来のあるようにすれば、滞りがない。
投稿日:2023.01.11
kouhei1985
朱子学、陽明学の本は相変わらず難解。 本書も「入門書の入門書」を謳ってはいるが、それでも難しい。 さらには、「宇宙会館」「鬼神」「生命エネルギー」といったスピリチュアルな色が強い(朱子学自体がそういう…傾向にあるのだろうが)。 つまり、時代が下るにつれ道家、道教の要素に影響を受けて、宗教的な方向に向かったのだろう。 朱子学の「理」は道家の「道」に近いように思う。 それにしても、用語の根本的な説明をしている本はないのか?続きを読む
投稿日:2022.04.19
キじばと。。
朝鮮の儒学思想の専門家であり、NHKテレビのハングル講座で人気を博した著者による、朱子学と陽明学の入門書です。 時代遅れの道徳思想といったような儒学思想のイメージをくつがえし、そのラディカルな魅力を…読者に伝えようとする著者の熱量が全編にわたってみなぎっているような印象で、そのエネルギーにみちびかれておもしろく読むことができました。 ただ、わたくし自身が本書の内容を十分に理解できたかといえば、ざんねんながらそうではないといわざるをえません。本書の冒頭で著者は「宇宙快感」と「宇宙認識」ということばを提出し、これによって朱子学と陽明学のちがいを示そうとしているのですが、本書を通じてのキーワードとはいいがたく、全体を通してやや散漫な印象があることも否定できないように思います。 とはいえ、とかく退屈だと思われがちな儒学思想に読者を引っ張り込む魅力があることはたしかです。本書を読んだあとは、著者から受け取った熱が冷めないうちに、本書の読書案内で示されている文献に進むというのが、おそらくは著者の意図する本書の読み方なのではないかという気がします。続きを読む
投稿日:2020.06.04
shyamazaki69
一応読み終えましたが…よく分かりません。 いや、小倉紀蔵さんの叙述が悪いわけではなく、奥が深すぎてちょっとやそっとでは理解が難しい、という意味で。
投稿日:2019.02.04
yusuke0205
〜p.84。性善説とは、もともと人には理解力があり、そのために善行ができるとの考え方である。悪人正機説は、性善説の一種。
投稿日:2014.04.20
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