青空娘

源氏鶏太 / ちくま文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • shizukinya

    shizukinya

    このレビューはネタバレを含みます

    展開が早くてなんとも読みやすい軽快な小説。幸せと不幸せが交互に訪れ、青空娘こと「有子」さんは大忙し。泣いたり笑ったり、困ったり助けられたり。有子さんはどんな辛い境地に陥っても明るく振る舞う。自分を律し、へこたれないのが素晴らしい。だから私は彼女は良い人から好かれ、眼をかけられるのだと思う。確かに運はいい方なのかもしれないけれど、やはり有子さん自身の明るい性格がみなを優しくさせるんだろうな。最後は中くらいの幸せで幕を閉じる。なぜかというと、おじいさんと義弟と離れざるを得ないから。全員で幸せ!がよかったなあ。

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    投稿日:2017.07.16

  • yumi

    yumi

    句読点の多さに読み始め戸惑いましたが、お話にすぐに引き込まれて全く気にならなくなっていました。
    ご都合主義なところがいっぱいだけどそれも含めて清々しく面白かった!
    「あら、困りますわ」「東京までいらっしゃいますの」と言ったような会話がとても上品で素敵だと思いました。
    若尾文子さんの有子を映像で見てみたくなりました。
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    投稿日:2017.02.22

  • hito-koto

    hito-koto

    源氏鶏太さん(1912~1985)、たぶん全作品を読了しています(^-^) 最も沢山の作品を読んでる作家さんです。「青空娘」久しぶりに再読しました。きっかけは、1966.5刊行のこの作品、2016.2にちくま文庫として新しく刊行されたのを目にしたからです。「青空娘」、ママ母や意地の悪い姉などにいじめられながらも、青空のように清潔で少しも卑しいところのない小野有子と、そんな彼女を支え愛する人たちの物語、源氏さんらしさの詰まった作品です。読了したくなくて、終わりになるほどゆっくりページをめくりました(^-^)続きを読む

    投稿日:2016.04.27

  • be nico

    be nico

    映画を観るようなスピードで展開していく。ページをめくるスピードもいつもより速かった気がする。たたみかけるように起こる出来事に,気がついたときには主人公の心情にシンクロしたみたいになっていた。

    投稿日:2016.03.26

  • 臥煙

    臥煙

    【昭和30年代、流行作家だった源氏鶏太の青春小説。ちくま文庫による復刊】
    ちくま文庫の復刊が面白い。三島由紀夫、獅子文六、真鍋博など。毎月の新刊が楽しみである。
    本書はそんな中の一冊。源氏鶏太という作家。「三等重役」だけ読んだことがある。森繁久彌、三木のり平などで映画化、東宝サラリーマンものの走りとなり、植木等の無責任シリーズに繋がっていく。
    本作、青空娘は題名のとおり明るいストーリー。瀬戸内で祖父母と暮らす主人公有子。祖母の死に際して実母のことを告げられる。父は大会社の重役。有子は愛人の子。母の違う兄、姉と弟のいる東京の家に引き取られる。継母と姉に女中扱いされる中から幸せを掴むシンデレラストーリーである。
    満州引き揚げ者など戦争の余韻も多少はあるが若者は青春を謳歌している。明るい未来が期待できた世相の現れなのだろう。
    今の時代から見ると、偶然の出会いが多くご都合主義という感は否めないが逆に新鮮。
    本作は昭和31年から32年の1年間「明星」に連載されたという。映画は大映で若尾文子主演。
    いつの世にも通じるシンデレラストーリー。本作に希望や娯楽を求める人々も多かったのだろう。
    今の世に同様な作品が出ても流行らないだろうが、当時の世相を振り返りつつ楽しめる明るい小説でした。
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    投稿日:2016.03.07

  • mannyouka

    mannyouka

    このレビューはネタバレを含みます

    句点の多さに疲れる。
    その内癖になるのだろうかと思いながら読んでいたが、癖になる前に句点を無視することを覚えた。
    そうしてみると、ただの少し文体の古い小説。
    なんだかとても健気で、純粋で、私もそんな気持ちを忘れてはいけないなぁと思った。
    有子と町子の再会シーンでは涙を堪えられなかった。
    ーーー
    主人公の少女、小野有子は祖母の死によって自身の出生の秘密を知り、見知らぬ土地東京で暮らすことになる。継母とその子供たちからのいじめ、手がかりの少ない実母の行方探しなど幾多の困難にぶつかるが、それでもけなげに真直ぐ生きる彼女に手を差し伸べてくれる人々が現れ、運命は好転していく……。青空のように明るく希望に溢れた日本版シンデレラストーリー。

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    投稿日:2016.03.02

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