【感想】海上自衛隊「装備」のすべて 厳しさを増すアジア太平洋の安全を確保する

毒島刀也 / サイエンス・アイ新書
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
0
2
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • pokorit

    pokorit

    緊迫度を増す東アジアの状況下で、日本は自国をいかに防衛するのか。本書には2016年時点での海上自衛隊の戦力がまとめられている。護衛艦、潜水艦、機雷掃海、航空機、輸送艦と補助艦の紹介に加えて、自衛官の職種やその職務も解説。海上権益の確保こそが日本の生命線なので、手厚い予算で装備を充実させていって欲しいところである。

    海上自衛隊の戦力は、テクノロジーの進化に大きな影響を受ける。そのあたりの技術的な背景はもっと掘り下げてみたいところ。用語の説明が少し不親切な所もあるが、検索すればわかる。本書刊行以降の装備の更新も含めてフォローしておきたい。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.13

  • 亞綺羅

    亞綺羅

    借りたもの。
    2016年現在就航しているヴィークルを紹介。
    見開きページに掲載されているので読みやすい。
    装備についての紹介がメインの本だが、「第1章 海上自衛隊の概要」を読むと、初心者でも海自の存在意義、その必要性がよくわかる。
    海に囲まれた日本。輸入にも頼っているこの国にとって海路はとても重要で、制海権その安全の確保が大切であることを痛感する。
    また、旧日本海軍の失敗――海上護衛戦の軽視(戦艦、輸送船、商船まで沈められたから物資枯渇)、潜水艦の誤った使い方(敵輸送船団の襲撃は二の次)、機雷戦での敗北――などを読むと、“戦後反省”とは他国侵略への反省だけではなく、戦略の失敗についても検討すべきなのに、それについて十分とは言えない事を痛感する。
    あ、でも今はミサイルが飛んでくる方が先なのか……
    続きを読む

    投稿日:2017.07.12

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。