昭和史講義【軍人篇】

筒井清忠 / ちくま新書
(2件のレビュー)

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  • hiro1548

    hiro1548

    重要な局面で鍵を握っていたとされる14人の軍人の最新研究ということらしい。一人ひとりの行動や背景を掘り下げたところで「木を見て森を見ず」ってことに陥りやすいかも。そこは読者のリテラシーに委ねられるのだろうけど。
    どうしても各々はちゃんと考えていたし、それなりに評価できるという方向に引きずられそうで気持ちが悪い。
    それでも牟田口司令官は全面的に非難されることになる。一番の問題は、そんな牟田口を司令官にした体制であり、しかもインパール作戦の責任も問わなかった軍のシステムなんだけどな。
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    投稿日:2018.10.14

  • tagutti

    tagutti

    このレビューはネタバレを含みます

    <目次>
    まえがき 昭和陸軍の派閥抗争
    第1章  東条英機~昭和の悲劇の体現者
    第2章  梅津美治郎~「後始末」に尽力した陸軍大将
    第3章  阿南惟幾~「徳義即戦力」を貫いた武将
    第4章  鈴木貞一~背広を着た軍人
    第5章  武藤章~「政治的軍人」の実像
    第6章  石原莞爾~悲劇の鬼才か、鬼才による悲劇か
    第7章  牟田口廉也~信念と狂信の間
    第8章  今村均~「ラバウルの名将」から見る日本陸軍の悲劇
    第9章  山本五十六~その避難構想と挫折
    第10章  米内光政~終末点のない戦争指導
    第11章  永野修身~海軍「主流派」の選択
    第12章  高木惣吉~昭和期海軍の語り部
    第13章  石川信吾~「日本海軍の最強硬論者」の実像
    第14章  堀悌吉~海軍軍縮派の悲劇

    <内容>
    私的には詳しくない、戦前期の軍部の方々の評伝。まえがきにあるように、軍部研究はいろいろとタブー視されていたようで、現段階でも研究は少ないらしい。なので、突飛な絶賛か下劣な批判に終始しているが、いずれもきちんとした史料批判のないままに、また聞きや噂の類が根拠になっている。この本は簡単ではあるが、きちんとした史料を基に論評している。
    読んだ感想だが、軍人は何をしていたのかな?という素直な気持ち。常識化している陸軍内部の「皇道派」「統制派」の対立はもちろん、自分の立場や思惑を根拠とする戦争肯定の考え方(背景に、大戦間の「軍縮」による軍人不要論があるにせよ)があって、巨視的な視点や対立していた国の様子などの分析がされていないことがよくわかった。やはり国際的な政治というのは、「理念」とか「信念」から始めちゃいけないのかな?

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    投稿日:2018.08.17

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