【感想】渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

最果タヒ / 新潮文庫nex
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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9
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ブクログレビュー

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  • すみれこ

    すみれこ

    宇宙人というと特別で珍しい気がしてしまうけれど放課後にアイスを食べたり部活動で合宿に行ったり進路に悩んだり焦ったり。とても普通で退屈なほどの日常。でも精神的に参っていた十代を送った私は凡庸さをとても切り捨てられない。沢山の女の子の中から友人と呼べるほど何かを共有できる人がずっと居なかった。もし十代に戻っても生身の他者に怯えるばかりだろう。やはり普通は凄いと少しだけ淋しい気持になってしまう本だった。続きを読む

    投稿日:2024.01.13

  • 橘

    宇宙人の渦森今日子の女子高生な日々。
    期待しない、ぽやぽやモラトリアムな日常。一応、地球への探査船に乗ってきたからには何かを調べてるんでしょうけど、そのうちに地球の生活が楽しくなったみたい。
    もう一人の宇宙人・須磨さんがズレてて好きです。今日子は7年もいるし年齢も女子高生と同じだから溶け込んでるけど、須磨さんは来たばかり?っぽいですし年齢も3桁。かわいい。
    夏合宿の展開は宇宙っぽい。乗ってきた探査船が7年間、今日子を待ち続けてたなんて…気の長い話だ。でも帰らなかったことで、今日子の進路は決まったし(NASAはたいへん)モラトリアムも終わり。
    西島大介さんの絵でみんなわちゃわちゃしてたなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2021.02.27

  • NoN

    NoN

    途中までつまんないかな?って思ったけど最後まで読んだら楽しかった!最果タヒさんの本ってあとがきが深い、あとがき読んだら更に自分の中でしっくりきた

    投稿日:2021.02.01

  • りつん

    りつん

    ポップでリズミカルな青春作品。

    進路についての悩みって人それぞれで、
    乗り越えなきゃ行けない壁で、、、
    あの時の気持ちを思い出しました。

    投稿日:2020.06.21

  • okunobasho

    okunobasho

    最果タヒという名前がちょっと抵抗感あるじゃないですか、なんかね、手首切っちゃう系かなというかね。だから自分が読む感じの作家とも思ってなかったんだけど古本屋さんで見かけて、これが参考にしてるブックリストに載ってる作家の作品だったので買いました。タイトルがライトノベル風なんで抵抗もありつつ。最果タヒってこないだ町田康と対談してたな、というのも少し信頼に繋がる部分もあったしね。深くはないけどストレートにライトノベル風青春小説という感じで瑞々しくて面白かったと思います。いい時間を過ごさせてもらいました。いい読書体験になりました。本業の詩集とか他の小説なんかを読むこともやぶさかではないかなと思っています。続きを読む

    投稿日:2020.02.16

  • ponta002

    ponta002

    独特の文体。結構好きかも、みたいな?
    主人公が宇宙人で女子高生という設定だけど
    違和感?無く読める。

    投稿日:2019.07.27

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