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諸田玲子 / 新潮文庫 (5件のレビュー)
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snowflake
結局は礼も弁明もしないまま出てゆくことになってしまった。後ろめたく、心苦しい。しかし一方では、これでよかったのだ、とも思った。なにを言っても、いや、言えば言うほど、二人を苦しめるだけだろう。
投稿日:2021.07.11
shigenobu
シリーズ6作目の本編、胆が座った主人公「珠世」の言動が一家と周りの人達の気持ちを救っていく様子、後半にはドンドン面白さが加速して行って寝不足になりました。 笑窪が人をホッとさせる「珠世」には、まだまだ…出番が沢山ありそう。 ポジティブシンキングは今のご時世に必要な事かも知れません。続きを読む
投稿日:2021.07.04
あやごぜ
このレビューはネタバレを含みます
シリーズ第六弾。 密命を受けた久太郎を案ずる矢島家の面々。どんなに辛い事も明るく乗り越える珠世さんのマインドは、見習いたいものがあります。 一方、石塚家の子らはすっかり成長しましたね。 生まれたばかりの多門が、どんな子に育つのか楽しみです。
投稿日:2019.05.19
m-t
シリーズ4作目。前作が2008年だそうなので6年ぶり。相変わらず色々なことが巻き起こる一家。それをしっかり者の女房が受け止めて前に進んでいく。長男の初めての仕事。それぞれの恋に妊娠。決して楽しい話ばか…りではないのですが、この家族をずっと見ていたくなります。続きを読む
投稿日:2018.04.14
honno-遊民
久々のお鳥見女房。いつも、読んでいる時も、読み終わっても、心がホッとする好評シリーズ。 娘に「胸が張り裂けそうに悲しいことでも、十年たてば思い出になるものですよ」と、語りかけるやさしさ、常に「あきらめ…てはならぬ、前を向いてさえいれば、物事はよいほうへ動いてゆく」を心持としている、主人公珠世のキャラクターが魅力的。時代物だからこそ描けるホームドラマといえようか。続きを読む
投稿日:2014.05.23
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