櫻守

水上勉 / 新潮文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
6
5
2
1
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ブクログレビュー

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  • HIGASHI

    HIGASHI

    表題ともなる「櫻守」と「凩」の二編収録。一言で言えば、美しい作品。情景描写がとても繊細に描かれていて、豊かな自然の景色が目の前まで浮かんでくる様。
    二編共に職人堅気が主人公の作。仕事に対する執着さと頑固気質もありながら、どこか憎めない純朴さもあったりして、その感情の起伏が読んでいてとても楽しかった。
    人生とは何か、生きるとは何かを考えさせられた作品。
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    投稿日:2019.05.27

  • sam

    sam

    桜の木を愛し続けた庭師の話と伝統の建築を愛し続けた宮大工の話の二編。
    どちらも昔気質の職人が自分の人生を捧げるものにこだわり続け、自分の主義を貫いて行く。
    それは現代批判にも繋がっているのだが、ただ現代がダメで昔は良いというのではなく、ちゃんと相手のことを考えた仕事は良い、と言っている。
    説明くさかったり、物語の盛り上がりというものがなかったりなので正直言うと退屈だが、読み終えると一本芯の通った生き方になんとなく憧れるところもある。
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    投稿日:2017.02.03

  • くも

    くも

    京都の植木屋で働く主人公の生涯を描いた本。方言が美しい。方言を使うとこんなにも生き生きと人生が表現できることに気づかされた。話もとてもゆったりと流れ、最後心が温まる思い。素敵な話を読んだ。

    投稿日:2015.10.02

  • tobenaitonbi

    tobenaitonbi

    高度成長真っ只中の日本で静かに桜を守り続ける「櫻守」、頑固に自分の終の住処を作る老人のお話の二本の短編で構成されている。

    個人的には、「櫻守」の方が好き。守り、伝えるというのはとても大変なことで、桜は里桜に限る、それは手入れが大変なものだから。でも、現在の有名な桜はだいたい里桜のような気がする。
    やっぱり、美しさが違うと思う。

    静かに文章が流れていく作品である。
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    投稿日:2014.07.26

  • hirofumisawada

    hirofumisawada

    標題の「櫻守(さくらもり)」と「凩(こがらし)」の二編。
    おそらく初めての水上勉です。
    自分が生まれる少し前の作品。
    どちらも素晴らしいですが、どちらか選ぶなら櫻守。
    正直、田舎を出ている身としては山や樹を守ることから逃げている気持ちと、木を接ぐ大変さが理解できないことからのめり込めない部分があります。けれど、無償で桜を守る、ただその行為、その行為が生んだ徳、その奇跡が心を打ちます。
    最後の一文「人間は何も残さんで死ぬようにみえても、じつは一つだけ残すもんがあります。それは徳ですな・・・」に感動。
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    投稿日:2014.07.23

  • f

    f

    私が子供だからか、
    職人肌の人だったり
    お年の人目線なので、
    あまり感情移入も出来ないし、
    少し退屈に思えた。
    あまり伝えたいこと、というのも
    理解できなかった。

    櫻守は桜の華やかな印象は
    キャッチできたが、
    背表紙にある
    「情熱を傾けつくした」
    という言葉に違和感。
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    投稿日:2013.11.21

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