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杉田俊介 / 毎日新聞出版 (4件のレビュー)
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takarobbin
アルバム「昭和」まで聴いていた。その後の長渕はどこか暴力的になり、マッチョになり、「右」にみえたりしてどんどん遠ざかって行った。最近、その「昭和」までの長渕を二十数年ぶりにまた聴くようになった。そうし…た機会にこの本を手にとった。長渕本人について何も知らなかったから。著者も同じような時期に長渕を聴いていたが、同じ違和感を感じていた。どういう経緯をたどって長渕が変わったのかが書かれてあり、長渕への違和感や疑問も率直につづられていた。長渕本人にもインタビューしていた。終章は難解だったが、長渕本人の理解を深めることができた。長渕の新曲を平成に入ってほとんど聴かなかったが、東日本大震災について歌った「いのち」という曲を聴いた。とても感動した。続きを読む
投稿日:2019.02.18
hayasick0103
私は元々、歌を聴いていても、あまり歌詞に注目をせずに聴いているけど、長渕剛は唯一と言っていいほど、とても歌詞にも意識してしまうシンガーソングライター。それは多分、長渕剛自身の想いが、あまりにも純粋に、…なんの装飾も加えず、ストレートに歌詞にぶつけられているから…。これは、それを改めて、順を追って示してくれている本ではないかと思う。繊細さと荒々しさ、弱々しさと力強さ、死と生。読めば読むほど、聴けば聴くほど長渕剛の複雑な人間像が私の中で形成されてしまった。そこがイイんだけどね!続きを読む
投稿日:2017.11.22
toshi1231
長渕剛のデビューの頃は小学生で、それから20代初めのころまでよく聴いたアーティストの一人でした。それが、彼が役者をやり始めたころから、音楽も美しさよりもささくれだったものが目立ち始め、やがて暴力や薬物…の事件もあって、彼の音楽からは離れていきました。今は、たまに昔の歌を思い出したように聴くことがある程度で、ほとんど聴いていません。 著者は、これと同じような長渕体験をしてきたと本書で語ります。しかし、著者は長渕に対して感じる違和感を突き詰めようとします。劣等感、見栄、正義感、寂しさなど。 本書は著者が長渕に対して抱いていた違和感が、2015年の富士山でのライブで解消するところでクライマックスを迎えます。また、長渕へのインタビューは、長渕の人となりが垣間見えて興味深い。 評論としてはまとまりに欠けるところがあると思いますが、長渕剛という人に関心がある人には、面白い一冊かと。続きを読む
投稿日:2016.06.14
pinkfish
彼自身は好きだし、カリスマ性も十分に持ってい方だと思います。 だけど、ときにそれが屈折した方向に働いていることも否めません。
投稿日:2016.06.06
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