【感想】花恋つらね(7)【電子限定おまけ付き】

夏目イサク / ディアプラス
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • komopy

    komopy

    7巻は前回お預けになってたじいちゃんズの昔の話とか、蔦丸の昔の話とか、内容盛りだくさんでした。

    好きだからという気持ちだけで恋愛できる立場ではない源介と惣五郎。宗家の子息として結婚して跡継ぎも期待されている身だけど、それでも二人の想いは真剣です。
    源介がどうにかしてデートできるように必死で対策講じてきたのが、惣五郎を奮い立たせるきっかけになったみたいで、惣五郎にも二人の想いを護るための決意がはっきりと生まれていました。
    そんな二人の姿を見て、祖父の菊右衛門の心に自分たちの叶わなかった想いが蘇る場面がとても切なかったです。じいちゃんズの時代は、今よりももっと自由な恋愛は難しかったんだろうな…としみじみしてしまいました。

    そして、歌舞伎界の宗家長男としての蔦丸の思いにも胸アツに!菊右衛門の言葉に救われた蔦丸…
    そんな蔦丸と源介の舞台を見て、まず役者として源介の一番の相方になることこそが大事なのだ、と気づく惣五郎。
    この一連の展開が圧巻でした。
    次への期待がいやでも高まってしまいます。
    これから二人がどのようにして芸においても、恋愛においても、周囲に認められるようになっていくのか見届けたいと思います!
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    投稿日:2021.09.07

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