【感想】先輩と私

森奈津子 / 徳間文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • 永杜

    永杜

    ライバルサークルの会長に目をつけられてしまった主人公。
    うっかりとお誘いに乗ったばっかりに
    大変な現実に行きあたってしまった。

    どんなに魅力的なお誘いがあっても
    付いて行ったら大変ですよ、な状態。
    最後の最後には、よい方向に終わりましたけど
    それまでの間がすごい。

    これだけの個性的な人間多数、なのも驚きですが
    人間関係もすごい。
    恐ろしく全員己の欲望にひた走ってます。
    欲望大事。
    脳内がどうなっている!? と思うほど
    ごちゃごちゃしてるような、分かりやすいような。
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    投稿日:2016.09.19

  • office4690

    office4690

     官能小説ではあるがとにかく明るい、官能小説が暗くじめじめしているという感覚がすでに古いのだろう。古きことは素晴らしきかな(笑

    投稿日:2015.03.24

  • koto

    koto

    いや、面白かった!
    笑えるけど、エロい。エロいけど、笑える。笑いと性欲が同時に(あるいは交互に)喚起される作品って確かに珍しい。

    あとがきで「オジサマたちにフェミニズム・レズビアンネタで笑って、使ってもらえたら」というような文があったが、私はこの作品を女性として読みたかった。
    百合・レズビアン系作品全般に言えることだけど、男性としての、思考や体を捨てて女性として読めたらどんな感想を抱くのか非常に気になる。

    脱線。とにかく面白かった。
    嗜好としては瑠璃や仁子には非常に共感できるところはある。もちろん、創作や妄想の範囲に留めておく事が絶対条件なのは、彼女たち同様理解してますよ。
    まあでも、実際できるなら山芋プレイ辺りで十分満足するなあ。
    続きを読む

    投稿日:2012.12.09

  • りょうかい

    りょうかい

    かなりの際どい内容ですが、正直それくらいしか印象が残らなかった作品です。自分が男だからかな…妄想での百合趣味のある人ならいいかもしれませんが。

    投稿日:2012.02.15

  • min2fly

    min2fly

    このレビューはネタバレを含みます

    2011 7/16読了。WonderGooで購入。
    前々から表紙は気になりつつも、レズビアン官能小説であるという点を聞いて「まあいいか」とスルーしていた本・・・なのだけど、先日『西城秀樹のおかげです』を読んで「ぬお?!」と思った後で、よく著者を見たら「え、これも森奈津子?!」とはじめて気づいて買ってきた。
    思い描いたとおりにエロい上にSMネタまで入ってくるし倒錯しまくりなんだけど笑える。特に主人公の光枝の振り切れっぷりというか創作モードに入ったときの突っ走りっぷりと、入れないときのただのドスケベっぷりが面白くてならない。
    他人様の家でねちっこく責められている美女を見て、耐えられなくなって自分も秘書に手を伸ばし・・・ってんならまあ、あるあるだが、思い切りよくボトムズ脱いで「ごめん、これからオナニーするから」っていうヒロインがどこの世界にいるよ?! 森奈津子の小説の中にいるよ。
    エロいシーンはねちっこくエロいので外では読めない一冊だが、それにしてもエロとギャグのバランスが絶妙っていうか切り替わる瞬間が読みきれないなこれ。エロ⇒ギャグに変わった瞬間が大好きだったので、きっとまた森奈津子作品買いそう。今まさに自分がSM放置プレイされているときに創作意欲が湧いて「なんで縛られているんだ?!」って自問自答するようなヒロインはそりゃ支持せにゃあなるまいよ。

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    投稿日:2011.07.16

  • aohane

    aohane

     全力でアホな官能百合小説であった……というのは、もちろん褒め言葉である。女性が男性から自立するためには、当然、性的な自立も必要である……という結論から導かれた二つの道、「オナニズム」と「レズビニアズム」。前者を極めんとする先輩に惹かれた私は、しかし、先輩をオカズに自分を慰めたりして、そんな彼女がレズビニアズムの悦びを知ってしまい、二つの道の前で悩み苦悩し、オナニーし、剃毛され、緊縛され……そんな中、後輩女子の奸計により彼女は罠に陥れられ……という内容なのだけど、話の筋は割とどうでも良くて、「見た目は」清楚なのに、ことエロに関してはどん欲な主人公と、そんな彼女を取り巻くこれまたエロにどん欲な人々が起こす騒動がひたすら楽しい。
     官能描写は頻度も密度も結構なものなのだけど、不思議と生々しさを感じないのは言葉の選び方が上品? だから何だろうなと思う。もちろん、万人にはお勧めできないけれど、アホでエロいお話を読みたい人には是非お勧めしたい。
    そういう人がどれくらい存在するかは知らないが。
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    投稿日:2011.07.01

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