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ヘルマン・ヘッセ, 高橋健二 / 新潮文庫 (209件のレビュー)
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かのん
【2024年72冊目】 恐れから不良少年であるクローマーに対して嘘をついてしまった10歳のシンクレールは、彼からの脅しを受け、精神的に病むほど追い詰めてしまう。そんなシンクレールを救ったのは年上の級友…、デミアンだった。その後のシンクレールの人生はデミアンと共に過ぎて行く。 難しかった…外国の小説って翻訳されてる言葉がしっくり入ってくるか入ってこないかで結構明暗がわかれると思うんですけど、この話は残念ながら入ってこなくて、途中から小説じゃなくて宗教、もしくは哲学書を読んでいるという風に自分を納得させるなどしました。 教養小説というジャンルにわけられるようなのですが、こっちの教養がなくてついていくのに必死でした。青年の葛藤を小難しく描いているような感じ…?デミアン好きの方にはこんな表現の仕方して本当に申し訳ないんですけど、なにせ宗教的な知識も乏しいのでダメでした。 この小説読む前に、この知識は入れといてね!みたいな指示書が欲しい(?)高尚だったな〜。 物語を楽しむ小説ではないことが確かです。多分、私が小説に求めている「物語への没入感」とか「登場人物の緻密な心理描写」とか「話の面白さ」と合致してないのが要因だったんだろうなぁ。続きを読む
投稿日:2024.04.02
いちばやし
第一次世界大戦に巻き込まれていく中、母国ドイツに対して反戦を訴えたことで社会的な批判を浴びたヘルマン・ヘッセ。初めて、自己の内面の追求というテーマに正面から取り組み、自身の罪に悩めるシンクレールに、罪…を悪か善かで二分すること以外の選択肢を与える存在としての友人デミアンが、人生を通して関わってくる。夢の分析に傾倒していたヘッセの思考がよく反映されており、デミアンに似た女性、エヴァ夫人との現実での体験は超体験として新鮮に映っている。当時のヨーロッパの青年に大きな影響を与えたとされる短編小説。続きを読む
投稿日:2024.01.03
planets13
二面的な価値観の葛藤にゆれつつ自己の運命を求め行く姿のなんと究極的なことか。デミアンとの出会いから生徒時代の終わりまでが特に興味深い。
投稿日:2023.12.24
バブちゃん
中学3年生のとき、父に手渡されたヘッセの『デミアン』。それからずっと、もうほんとうにずっと、私はデミアンの面影を追いかけている。 文庫は父から引き継ぎ、わたしの本棚にある。高校1年、2年、3年、大学1…年…毎年読み返した。(父がそう読んでいて、年々感じることが変化していった、と言っていたから) 本当に大好きな小説。もろてをあげておすすめ!大大おすすめ!というのはなんだか違うかもしれないけれど、もしこれを読んでくださっているあなたが国語の教科書に載っていた『少年の日の思い出』に魅了されたのなら、ぜひ読んでほしいです。 わたしの方は、そこからウテナを見て(お察し…) サンタ本続きを読む
投稿日:2023.12.10
バジル
心を病んでいた時に読んだので心苦しくなる場面も多々ありましたが、デミアンの言葉やシンクレールの移り変わる心情が所々で私の救いになりました。 また読みたいな。
投稿日:2023.11.23
水戸充希
読了(...と言って良いのだろうか) 物語の展開というよりも、登場人物たちの思想が複雑で想像力を求めてくる。集中して読まないとすぐに置いてけぼり...。私にはとても難解でした。 ですが、著者の他の作…品も読みたくなるような不思議な魅力があります。 再読&他の著作も読みたいです!続きを読む
投稿日:2023.11.13
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