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ポール・セロー, 北田絵里子, 下村純子 / 英治出版 (8件のレビュー)
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総合評価:
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cameleon
カイロからケープタウンまでアフリカ縦断の長い旅。この本に対する自分の評価はこのレビューの長さがものがたっていると思う。 この本は単なる旅行記というカテゴリーには属さない。アフリカ諸国の歴史背景や様々な…現地人たちの証言、筆者の時に厳しく、ユーモア溢れる観察眼が創り出すかなりディープな内容となっている。長い旅を通じて、30年余りの昔から進歩がない、むしろ悪くなっているアフリカ大陸の現状が浮かび上がってくる。 こんなタフな旅をしたポールセローには、一般人らが観光旅行でみるアフリカがハリボテのようで滑稽に思えただろう。 少し考え方が偏屈で気難しい(特に慈善団体には)感じがする筆者だか、旅の終盤でノーベル賞受賞か?となった時の反応は可笑しくて、斜に構えているけど、この人もただ普通の人なんだなと好感が持てた。続きを読む
投稿日:2016.02.07
ova3
ポール・セローを読んだのは「モスキート・コースト」以来、ということは30年ぐらいぶりになるのかな。 5センチ以上の厚さのある本でしたけど、とてもおもしろくて、毎晩少しずつ読むのが楽しみで、アフリカを堪…能いたしました。続きを読む
投稿日:2014.08.24
shuto0525
著者は2001年1月から5か月半にわたり、アフリカ大陸縦断の旅に出た。エジプトから出発し、スーダン、エチオピア、ケニアと南下、終着点は地の果てケープタウンだ。 「アフリカの指導者になるのは盗人になる…のと同義」で、「警官は認可された盗人」であるアフリカで、政情が不安定な数々の都市(村)に苦難の末にたどり着いた著者は、それぞれの土地の住人との対話を通して、アフリカとは、「人々がそれぞれの神話を創り出し、贖いや救いや、苦悩に満ちたメロドラマや強さ、を存分に夢想する場所なのだ」と感じ、「ダーク・スター(暗黒星)」をイメージする。 サファリはスワヒリ語で「旅」の意味だが、世界を広く見てきた著者の道行きは、単なる旅にとどまらない。続きを読む
投稿日:2014.04.05
sh523075
カイロからケープタウンまで、陸路の旅。 旅で出会った様々な人との会話、その土地の歴史。 「セーブザチルドレン」をはじめとする、欧米の慈善団体が及ぼす悪影響。自立の阻害。 600ページを越す大著だが、読…後の満足感は他では得られないと思う。続きを読む
投稿日:2014.02.11
c-38
●2001年1月~5月下旬まで、エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→ウガンダ→タンザニア→マラウイ→モザンビーク→ジンバブエ→南アフリカ→モザンビーク→南アフリカと移動した記録。 訳者あとがきによ…ると、所持金は現金2000ドルで旅を終えてもまだおつりfが来たそうな。貧乏に見えたんだろーなー。 ●読み終えるまでとにかく時間がかかったのは、旅の景色にあんまり変化がなかったせい。そんでおっちゃんの文句が多いせい。おかげでユ××フに寄付しない言い訳ができちゃったじゃないか。←あっ よかったエピソードもあるけれど、慈善貴族?批判がめだつんだよな。悪いとは言わないけれど、さっきも同じことを読んだような・・・? ●半年あとならいろいろ事情も変わってたでしょうね。 ともあれ昔の思い出をたずねる旅なんてするもんじゃないと思っている我が信条を補強する一冊。あかんがな。続きを読む
投稿日:2013.06.19
そん
第2章まで読んでこれは買いだと思った。ぐいぐいアフリカの砂埃に引き込まれていく感じ。手元にはないのでできるだけ読み進めておきたい。
投稿日:2013.02.21
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