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白岩玄 / 河出文庫 (8件のレビュー)
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cidenon
『野ブタ。をプロデュース』の作者が描く恋愛小説。 海生と、海生にしか見ることができない幽霊の碕沢さんとの交流。 二人だけの時間はゆったりしていていい。 しかし、碕沢さんの内面があまり見えてこない。 …海生も、彼女との出会いによる内面の変化が見られない。 碕沢さんは一度死んでいるから、彼女との別れは二度目の死ともいえる。 死というのは突然訪れるものだから、ラストにも納得はできる。 でもできれば、もう一度だけ海生と会って別れを告げることはできなかったかなあと思わずにはいられない。続きを読む
投稿日:2020.10.07
たにぐち
野ブタをプロデュースの著者。ドラマ化とかされて話題になって、その後ふっつり聞かないなあと思っていたけど、うーん。
投稿日:2017.10.20
beruberu0810
幽霊の娘が、主人公のもとを離れ、1人でどこでどう過ごしていたのか全く示されない。 また、最後まで彼女がなぜ消えたのか、何を思って主人公と最後の晩過ごしていたのかも、記述はない。 そのため、この本を読…み終わった後、彼女の近辺について、あれこれと思索を巡らせることになるが、そこが、映画やドラマには出来ない、小説特有の良さだと感じた。続きを読む
投稿日:2013.04.04
narikids
結果、なんだったんだろう?って内容だけど、嫌いではない。一人一人に重要な意味なんてないけど、みんな生きてんだなぁ。そんな感想
投稿日:2013.02.18
けだま
野ブタをプロデュースの作者だそうですが、この小説もすっきりドラマ仕立てで、すごく読みやすかったです。新米住職が女子大生の霊に恋よりもほのかな、でも確かな恋愛感情を芽生えさせつつ、いずれ来るであろう別れ…にも怯えつつ、みたいな、ほんの少し切ない青春ストーリー。(たぶんw)でも、亡き父の話とか、連絡がとれなくなった二日間とか、ちょっと消化不良な部分が、のどに刺さった小骨のような感じで気になります。続きを読む
投稿日:2012.07.19
komi5320
死んだはずの女子大生と、駆け出しの坊主の心の交流を描いた本作。 終始、話は静かで、そして切ない。 幽霊と生きている人の交流という、話のネタとしては良くあるものだが、この物語はそれらとはどこか一線を引…くものがある。 話のちょっと悲しいけど、どこか優しいラストは秀逸。続きを読む
投稿日:2012.07.07
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