【感想】ファウスト(一)

ゲーテ, 高橋義孝 / 新潮文庫
(72件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
21
24
16
2
1

ブクログレビュー

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  • izusaku

    izusaku

    入院中に自宅の本棚から供給してもらったが、読んだ記憶もなくなっている。購入したのはもう20年以上前だ。
    さて、早速読んでみて衝撃、すべて台詞仕立て。当たり前か、戯曲なんだから。それにしても言葉を目で追いつつ意味がわからないなんとも悩ましい状況に…。それでもめげずに読み進めるしかない。次第にファウストが人間の強い欲傲慢さ、そして良心の弱さを併せ持つ人間の代表として描かれていると認識してきた。これが正しいかわからないが、良い副読本が欲しいところだ。
    第二部もこの調子で読み進めようと思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.17

  • クマオ

    クマオ

    いつ読んだが覚えていないが、、、ドリアングレイの肖像のような、知ってしまう怖さのような。罪が辛くて第二部が進まない。

    数多の作品に引用されるという意味ではマクベスに並ばずとも劣らないメフィストフェレス。これが何者か知っているかいないかで、引用の意味や印象が変わる。続きを読む

    投稿日:2023.08.17

  • 天須次郎

    天須次郎

    読んだ本 ファウスト(一) ゲーテ 20230412
     戯曲なんで、読みづらくはないです。だけど、わかりづらい。本当に重要な出来事が埋もれていて、うっかり読み飛ばしちゃいます。最後のマルガレーテの悲劇なんて、いつそうなったかわからなくて、80ページほど捜索しましたよ。悲劇の悲劇たる理由が埋もれちゃうなんて。それでも、あらすじとしては全く古さはないですね。
     それにしても、昔の人ってこれを舞台で観て、娯楽ととらえていたんですかね。昔の方が知的水準が高かったってことなんでしょうか。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.12

  • トバムネキ

    トバムネキ

    この世に絶望した知識人ファウストが悪魔メフェストーフェレスと契約を結び、死後魂を差し出す事を条件に願い事を叶えまくってもらう。
    女と縁のなかったファウストが悪魔をパシリにして女を追っかけ回すというドイツ文学の最高傑作との異名とは乖離した内容が大変シュールである。
    喜劇と悲劇が交錯する物語の結末はいかに。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.06

  • yone97

    yone97

    主人公ファウスト、悪魔のメフィストフェレス、ファウストの恋した少女グレートフェンの物語。戯曲スタイルでお互いの関係が分かりにくいがメフィストフェレスに操られている感がする。ゲーテ自身の悩みが伝わってくる書だと感じた。続きを読む

    投稿日:2021.08.15

  • いしか

    いしか

    【始】献詞
    その昔、私の曇った眼の前に現れ出たおぼろげな姿が、今また揺らめき近づいてくる。

    【終】
    声 (内部より次第にかすかに) ハインリヒ、ハインリヒさん。


    時系列がわかりにくかったり、思想の話が難しかったりで読みづらいところはあったけど、ストーリーは普通に面白かった。
    ところどころにゲーテの詩の要素も甲斐見えてストーリーだけではない読み応えがあった。
    続きを読む

    投稿日:2021.02.14

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