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絲山秋子 / 新潮文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
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dai-4
呉から始まり、各地を転々とし、呉に終わる話。主人公が終始好きになれず、物語にも結局いまひとつ肩入れできなかった。
投稿日:2023.06.06
kanzmrsw
読んでないと思ったら単行本版で読んでいた。 誰もが持つ不愉快な本に身を委ねることは理想であれども難しい。
投稿日:2017.12.28
読書Walker
このレビューはネタバレを含みます
2017年、37冊目です。 主人公の故郷の町には、何度か行ったことがあるので、物語の最後あたりで急速に親近感を感じました。
投稿日:2017.08.14
Kazuko Ohta
思わず手にとってしまうタイトルに衝動買いしましたが、短編集『ニート』に収録されている「愛なんていらねー」の著者を主人公にした作品なのだそうです。短編のスピンオフのはずが堂々の1冊になったというところで…しょうか。いわば続編ではありますが、本編を知らなくても問題なく読めます。本編は私の苦手なスカトロの描写もあるようなので、むしろ知らずにいてよかったかも。(^^; この続編から察するに、主人公のボク、「乾ケンジロウ」はイケメンの賢い奴。しかしというのかだからというのか女が放っておかず、ずっとヒモとして暮らすろくでなし。性的倒錯者でもあるが自分のほうから女にのめりこむことはない。そんな彼が初めて恋をする。金を貸してやった友人を追いかけて行った新潟で。結婚までしたのに、まさかの相手の浮気。恋破れて乾は富山へ、そして故郷の呉へ。 ろくでなしなのに、なぜかこの男には惹かれます。嫌な奴になりたいのになりきれない。スカトロの描写があるとしてもやはり本編を読もうかなと思ってしまう(笑)。各地を転々とする彼が出会う言葉がまた面白くて、それを書き切る著者の感性にぞっこん。呉ではよそ者のことを「たびの人」というのですね。素敵です。 タイトルは主人公自身を表しています。「ほんとはどういう人間なのかと聞かれたら、不愉快な本の続編みたいなもんでしたってはぐらかすかもしれないね」。不愉快でも知りたくなる。続きを読む
投稿日:2017.04.28
snoo39
富山の美術館に足を運んだ時にこの小説が掲載されていて、久しぶりに絲山さんの本を手に取ってみた。ニート以来倦厭していたのですが、まさかニートの続編とは思わず…。タイトル見れば分かるんだけど笑。やっぱりち…ょっと苦手かも。続きを読む
投稿日:2017.03.09
tsuttu
フランス留学を機に場当たり的な人生を送る主人公の一人称伝記。 文体はキャッチャー・イン・ザ・ライのオマージュ…てか単に馬鹿にしてるのかな?と。主人公のいい加減な放蕩人生に至る経緯はいっさい描かず,…ただこーいうダメ人間はいるんだよ理由なんてなくて?という描き方と地方都市の描写は絲山さんぽいなーと思いました。続きを読む
投稿日:2017.01.27
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