【感想】軋む社会

本田由紀 / 河出文庫
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • quazism

    quazism

    いくつかのレポートをまとめて1冊にされている。ここにも湯浅氏が登場し、ぶれない持論を展開。全体に「今はこうだから、これからこうしよう」という提案や投げかけはなく、現状を知ろう、ということだ。本田さんは自分の意見よりも他人の受け売りをわかりやすく解説するのが得意らしい。引用元も示しているので悪いことではない。続きを読む

    投稿日:2019.08.12

  • unaps

    unaps

    教育と仕事の格差について。
    働きすぎるシステムはとても納得。ゲーム性や奉仕性など、時間をかけた分だけ仕事量もサービスの質も上がるのは当然。
    吉田修一が「現代のプロレタリア文学」と書いてあって、自分の感じ方を言葉にしてくれた感じが嬉しかった。続きを読む

    投稿日:2016.06.02

  • immrm

    immrm

    3章の「やりがいの搾取」の概念はなるほどと思った。
    しかし、全体的には共感ができない論理展開が多く、また、本自体が非常に読みにくい・・・読みにくいから理解できず、共感できない点もあるかもしれない。
    者のことを考えるように、読者のことも考えて欲しい。続きを読む

    投稿日:2014.11.01

  • bax

    bax

    [ 内容 ]
    夢を持てない。
    将来の展望が見出せない。
    社会の軋みを作り出したのは一体誰なのか。
    その負荷を、未来を支える若者が背負う必要などあるのか。
    非正規雇用、内定切り、やりがいの搾取で拡大する「働きすぎ」…今、この危機と失意を前にして、働くことの意味はどこにあるのか。
    文庫版増補として、「シューカツ」を問う論考を追加した、若者の苦しみを解き放つ糸口を探る一冊。

    [ 目次 ]
    1 日本の教育は生き返ることができるのか
    2 超能力主義に抗う
    3 働くことの意味
    4 軋む社会に生きる
    5 排除される若者たち
    6 時流を読む―家族、文学、ナショナリズムをキーワードにして
    7 絶望から希望へ
    8 増補・シューカツを乗り越えるために

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]
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    投稿日:2014.10.08

  • neutralerstadt

    neutralerstadt

    特に引用する部分が無く、まぁ、他著で言っている事を焼き増ししているだけなので、これといった感想はありません(笑)
    悪い本ではないのですが、著者の熱が理論を邪魔して、説得力に欠ける部分もあり、もう少し学者らしく仕上げてほしかったなぁと感じました。
    僕の評価はAにします。
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    投稿日:2014.06.11

  • 脱コットン

    脱コットン

    「楜沢 小説をひとりで読むのが近代文学なんですが、もともとプロレタリア文学には、「壁小説」というのがあって、壁にはられた小説をみんなで読んで、みんなで考えるという手法があった」ー 223ページ

    小説の出版数とかいろいろ厳しいと言われるようになって久しいし、今この時期に小説家になろうと思う人はよほどの酔狂か現実逃避者が大半なのだと思わざるをえない状況なのだが、それでも小説というものーーあるいは物語というものーーにあえて拘泥するのだとすれば、なにか別の表し方、手法について考えてみるのも必要なのだと思う。

    そのあたり、星海社とかいろいろ実験的にやってて面白いと思うし、こういうところが盛り上がればまだ未来はありそう。小説で定石、当たり前と思っているところを崩すとしたらどのへんか。一人で書くというあたりか、読者と一体一の対話というところか、紙媒体というところか文字媒体であるというところか、さてどのへんなのだろう。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.25

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