【感想】十蘭ビブリオマーヌ

久生十蘭 / 河出文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
0
0
2
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • akiyoshi999

    akiyoshi999

    フラットな視点で描かれた歴史物の佳作を多数収録。ドキュメンタリータッチの凝った文体に、「さすが手練れよのう」としみじみ。あとがきを読んでていておやと思ったのは、十蘭がGHQの閲覧コードを把握していた節がある、ということ。だとしたら情報提供者は誰だったんだろう。そこらへんの謎も大いに気になる。
    ・「レカミエー夫人」:現代のこじらせ女子を先どりしたようなユーモアたっぷりの物語が面白い。
    ・「あめりか物語」:十蘭らしいシニカルな視点が冴えている。無慈悲なまでにクールな結末もいっそ潔い。
    続きを読む

    投稿日:2013.03.20

  • kazyx

    kazyx

    河出文庫の6冊目の十蘭短編集。幕末、戦後風俗等相変わらず幅広い題材が料理されており、楽しめる。特に「カストリ侯実録」等の西洋実録物が面白い。

    投稿日:2013.01.22

  • ayakohattori

    ayakohattori

    毎回楽しみにしている河出文庫のシリーズ。もう、うまいとしか言いようがございませぬ。実録ものを中心においた短編集。フィクションとノンフィクションの境目がわからん。
    アナスタシア皇女のその後を描いた『淪落の皇女の覚書』、サスペンスの趣もある『あめりか物語』が面白かった。心理描写、構成、文章のうまさ。ハマると抜けられませぬ。本当に、ジャンルを選ばない作家ですね。感心しちゃう。続きを読む

    投稿日:2013.01.15

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。