【感想】立原正秋(新潮文庫)

高井有一 / 新潮文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
0
1
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • nekotuna

    nekotuna

    露悪でもなく糾弾でもなく、評伝とはかくあるべきかという評伝。それとも友人であったからこそ書けた本かな。
    処分日2014/09/20

    投稿日:2018.10.14

  • キじばと。。

    キじばと。。

    金胤奎という生まれながらの名前を長く隠しつづけ、日本人以上に日本人であろうとした立原正秋の、豪胆さの裏に存在していたルサンチマンを、細やかなまなざしで描き取った評伝です。

    「解説」を執筆している尹学準は、本書について「度し難いインチキ野郎だと常日頃思っていたこの憐れな人間を、温かい懐に大きく包み込みながら、見事な作家論を展開していた」と述べています。これは非常に的確な評だと思いますが、同時に著者が立原のひととなりをみずからのうちに飲み込んでしまおうとしているような印象すら受けて、どことなく危うさを感じました。続きを読む

    投稿日:2018.03.25

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。