【感想】4TEEN

石田衣良 / 新潮文庫
(531件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
99
195
165
33
4

ブクログレビュー

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  • あゆみ

    あゆみ

    四人の青春の物語がとてもみずみずしくて、くだらないけど時折ほろっとする場面もあって、なんだかとても気持ちのいい読後感でした。四人の友情が一生続いてほしいと思いました。
    ダイのお父さんのお話がけっこうつらかった。続きを読む

    投稿日:2024.04.10

  • 浩太

    浩太

    ずっと読み続けている『池袋ウェストゲートパーク』と近い、若者達の生態を瑞々しく描いた小説。
    主人公達は14歳の中学生4人。早老病と言う難病が冒頭に出てきて面食らうが、他にも拒食症の同級生、酒依存症の父親の死なども出てくる。中学生達の性や異性への目覚めが懐かしくも気恥ずかしくも感じる。エロ本収集、ストリップ小屋への潜入など···
    過剰な性表現や歳上女性との不倫関係、父親殺しなども有り、これで直木賞を受賞できたことに驚く。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.05

  • Sayuri

    Sayuri

    2005年(発出2003年) 329ページ

    第129回直木賞受賞作です。
    石田衣良さん初読みです。

    東京、月島を舞台に、14歳の中学2年生4人組の青春を描いた連作集です。以下の8編が収められています。
    ・びっくりプレゼント
    ・月の草
    ・飛ぶ少年
    ・十四歳の情事
    ・大華火の夜に
    ・ぼくたちがセックスについて話すこと
    ・空色の自転車
    ・十五歳への旅

    感想は「おもしろかった!」です。
    中学生男子の性的なものに対する目線には苦笑いしてしまいますが、それはそれ、若いっていいなあ、とうらやましくなるような等身大の14歳が描かれています。
    かと言って、この4人、中にはかなり重い境遇の持ち主もいます。そして、そんな友人のためにいろいろ考えて思いやった行動を起こします。大人になっても忘れられない友情って、こういうことなんだろうな、と感じました。
    いつもつるんで遊ぶ仲良し4人組。そこには、金持ちも貧乏も頭の良い悪いも関係ない。

    「ぼくが怖いのは、変わることなんだ。みんなが変わってしまって、今日ここにこうして四人でいる時の気持ちを、いつか忘れてしまうことなんだ」

    忘れたくない青春の1ページ。10代のみなさんにおすすめしたい(男子向け)
    続きを読む

    投稿日:2024.03.25

  • キャサリン子

    キャサリン子

    直木賞受賞作。
    ストーリーはどれも良くできていて、飽きることはなかった。
    ただ、ちょいちょい出てくる下ネタはちょっと気持ち悪いし、クサイ台詞も多くて辟易したので星3つが限界かな。
    石田衣良は余韻を残すのが巧い作家だなぁと改めて思った作品。
    「大華火の夜に」「空色の自転車」が好き。
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    投稿日:2024.03.06

  • Shin

    Shin

    男子中学生ど真ん中な青春小説。
    平成のギラついた東京の雰囲気が懐かしい。
    短編っぽい話が続く連作もので一話ずつしっかりと完結するので読みやすい。
    心理描写がリアルだが自分が中学2年生だった頃はもっとプライドとか羞恥心とかそういったものが強かったように思う。続きを読む

    投稿日:2024.03.05

  • 気まぐれ読書中

    気まぐれ読書中


    今の若者って大人だよなと思う。
    あの頃って、もっとヒリヒリしてたし不器用に生きてたなぁと。

    20年前の14才の4人の物語。真正面から自分の人生にぶつかっていく様が、読んでいて懐かしい。

    どんな大人になったのかな?続編があったら是非読みたいです!続きを読む

    投稿日:2024.02.20

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