【感想】りゅうおうのおしごと!17

白鳥士郎, しらび / GA文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • yamanokikuzu

    yamanokikuzu

    スパコンが分析する100年後の棋譜とはどのようなものなのか。
    それは作者の頭の中にあるものであり、本当のところ、将棋というゲームの最終解決が示されるかどうかは不明です。
    ただ、面白いテーマであることは間違いありません。

    それにしても、AIと将棋をテーマにすることを見据えて、ヒロインの名前を「あい/天衣」にしていたのでしょうか。
    最後には、スパコンで動くAIが、人間の持つ「ゆらぎ」ないし「不確実性」(時にはスパコンを超える手を打つ要因にもなる)を具備するために八一との「結婚」を果たすという展開になったりして。
    あ、これじゃ攻殻機動隊だ……。
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    投稿日:2024.03.14

  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    スーパーコンピュータを使って
    解析をし続けた時
    どうなるのかね
    このセリフ通りなのか
    はたまた
    別な世界が見えるのか
    どんな世界が見えるからといって
    将棋というものが変わっていくのか
    AIというものによって
    あり方が変わる中で
    影響を受けた一つ
    現実の動きを見ながら
    この物語の先行きを楽しみます

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    投稿日:2023.10.23

  • しゅうへい

    しゅうへい

    ありふれた言葉でも、状況や魅せ方で熱く、胸を打つものにしているのが毎回本当にすごいと思います。

    ここ数巻、コンピューター将棋の話やあいちゃんの試合がメインになることで、必然的に「若さと老い」の対比が描かれること多くなってきたように感じていて。

    多くのライトノベルって、若い世代の価値観の横幅の広さを楽しませてくれるけれど、「りゅうおうこおしごと!」には縦の幅もある。だから好きです。
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    投稿日:2023.02.18

  • akirakkyo1981

    akirakkyo1981

    最近はずっとソフトと将棋の関係と女流棋士界隈の話の二軸で話が展開しています。
    熱い展開はあるのだけど、話の都合で急にキャラが強くなったり弱くなったりしてる感があり少し違和感。

    投稿日:2023.02.15

  • よーぐる

    よーぐる

    めちゃくちゃ面白くてあっという間に読み終わってしまった。ここ最近の巻はちょっと表現や見せかたが大仰過ぎて気になるような部分もあったんだけど、この巻はテーマも主人公の行動も結構ぶっ飛んでるし、落ち着いているパートは表現もしっとりしているし、ストーリーがいくつも進行して充実していたのでそこまで気にならなかった印象。
    今までスポットが当たっていなかった人物に主観視点が移って心情が分かってくるのも面白い。椚くんとか。
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    投稿日:2023.01.25

  • ジジ

    ジジ

    りゅうおうのおしごとも17巻目まできたかと感慨深く思いつつ、将棋が好きな私は、一時期を除いて、毎巻楽しみにしている作品でございます。

    今巻は前巻の最後で出てきた、スーパーコンピューターが見せる100年後の将棋に八一が挑むというもの。

    それと、弟子のあいも3段をすっ飛ばしてプロ入りを目指すみたいなことを言い出して、将棋界の反感と期待を背負って戦う話かなと。

    表紙にあるように、銀子さんもでて来ます。

    読んだ感想は、将棋って奥深いなぁと。

    もちろん、実の棋譜があるわけではないのですが、今、ソフトで研究すると評価値の低い振り飛車を復活させようとしたり、ソフトでは理解できない感覚(センス)だけで手をつなげていくというやり方など、面白いなぁと思いました。

    私も将棋指す時は四間飛車なんで、振り飛車が小説の中でも躍動したら、おおーってなります(笑)

    100年先の将棋は実際どおなってるのかというところですが、本当に研究したら、おそらく八一の感想になるんじゃないかと。

    ただ、あくまで人間同士の戦いなので、絶対に決着はつくんだろうとは思いますし、100年後には手にならないと採用されない手が復活してるかもしれませんし、まだ、100年後の将棋も変わらず面白いものであると思います。むしろ、面白いものであってほしいですね。

    なかなか将棋を指さないと理解できないことも多い本作ですが、将棋は強ければ良いっていうものではないということと、人間が指す将棋だからこそ面白い、人の心が動くものなんだということを改めて思う巻だったと思います。
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    投稿日:2023.01.15

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