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佐々木譲 / 新潮文庫 (47件のレビュー)
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総合評価:
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ロンロン
開戦間近の緊張の中、ゼロ戦が日本から敵国領空を通過してベルリンまで飛ぶ。なんてスリリングな話なんだろう。思わず実話かと思ってしまうようなリアリティ溢れる描写に引き込まれた。 この作品の主人公もまた氏の…作品らしい。 おそらく今年最後の読了記録かな。続きを読む
投稿日:2023.12.31
セプテンバー
面白かったです。お話は日独伊三国同盟締結直後。イギリスの最新戦闘機に悩ませられたヒトラーは日本で開発された最新鋭戦闘機である零戦のライセンス生産の為に二機の購入を依頼す。安藤大尉と乾一空曹との命を賭け…たベルリンまでの大飛行の物語です。続きを読む
投稿日:2023.07.09
kratter
このレビューはネタバレを含みます
東西ミステリーベスト100、91位の本書を読了。 読了後、暫く放心する位圧倒されました。 激アツの冒険小説であり、歴史ミステリーの傑作です。恐らく当時の情勢と情報収集を相当にされて虚実のギリギリのラインを狙ったんでしょうね。 日本人にとって零戦というのは、悲劇を纏う題材としては戦艦大和と並ぶ位のものです(そのラストを含めて)。 乾がイラクで自己犠牲の精神と共に離脱した辺りからページを捲る手が止まりませんでした。☆×4.5
投稿日:2023.06.28
ロマンスカー読書人
ずっと読みたかった佐々木讓さんの冒険小説。 面白かったが飛び立つまでがちょっと長い。 着陸の為の中継地点を築く話は面白い(インドの藩王国)が飛び立ってからが意外とあっさりと進む。 飛行士の2人は魅力的…。 三部作の残りも読みたいと思う。続きを読む
投稿日:2020.06.27
nimo
「蛮行ならば迷うことなく愚考を選ぶ」といったことばにあらわされるような安藤大尉の男気がとにかくかっこいい。ストーリー的には前半は少し長い感じでしたが、後半は一気読み。まるで実話なの?というリアリティー…も感じました。続きを読む
投稿日:2020.05.12
yoichiokayama
太平洋戦争開戦前、ドイツ空軍は、日本が新たに開発した戦闘機の情報を入手します。 その戦闘機は、航続距離も長く、戦闘能力も高い、日本が誇る零式艦上戦闘機。 ヒトラーは、日独伊三国同盟を結んだ日本に対し、…この零式艦上戦闘機のライセンス生産を、ドイツで行うことを持ちかけてきます。 そのために数機を購入することを希望します。 帝国海軍はヒトラーの要望に応えるため、零式艦上戦闘機をドイツまで届けることになります。 優秀な二人のパイロットを選定し、インド、イラクの協力を取り付け、中継飛行場を確保し、危険の中、未曾有の長距離飛行に挑みます。 細部まで描かれたリアリティあふれるストーリーがすごいです。 読み応えありました。続きを読む
投稿日:2019.11.22
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