【感想】だってまおうさまは彼が嫌い（１）

このレビューはネタバレを含みます

▼あらすじ
「魔王」の末裔である眞王には、目が合った人々を「下僕化」させてしまうという特殊な能力があった。そんな力を疎ましく思っていたある日、「勇者」だと名乗る男・神子が現れ、「魔王を征服する」と言う。しかも、その方法がセックスをする事で…!?

あんたを征服するって決めた、だから諦めてさっさと抱かれろ…
描き下ろしもあり！

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評価：★4.5

勇者vs魔王！…ではなく、勇者×魔王という有りそうで無かった特殊設定BLです。
笑いにエロに萌えとてんこ盛りな内容の作品で、最初から最後まで楽しく読めました！

まぁ、BLに限らず魔王がヘタレっていう設定は最近よく見かけますね(笑)
この作品に出て来る魔王(末裔ですが)もヘタレで凄く可愛いです。しかも常識人。
一方、勇者の方は傲岸不遜且つ強引、権力があり、顔も強面という魔王みたいなキャラ。
勇者といい、魔王といい、何から何まで正反対で設定からして面白いです(笑)

エロに関しては挿入シーンは少ないですが、勇者と魔王にだけある上顎のシルシ(という名の性感帯)を刺激して感じるシーンが多くあり、挿入シーンよりエロく描かれているのでめちゃくちゃ萌えました…！
ついでに言うとシルシを刺激されるのはほぼ眞王なんですが、一回だけ眞王が不意を突いて神子のシルシを刺激するシーンがあり、この時の神子の表情が…っ！何をしても表情一つ変えないあの神子が顔を赤くして感じちゃうんですよ！ああああ萌えるーーー！！！(笑)

他にもお酒を飲んでいつもより大胆になる眞王の可愛さにやられたり、神子の勇者らしい特殊能力や、「夕べはお楽しみでしたね」を含め、ちょいちょい出て来るRPG的な要素や台詞に笑わせられ…本当に大満足な一冊でした！2巻も一緒に購入しておいて良かったです。

余談ですが、カバー裏に然り気なく載っていた魔王な神子のイラストが地味に格好良くて悶えました…！眞王と違ってダークオーラ半端ない…！(笑)

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このレビューはネタバレを含みます

勇者（末裔）と魔王(末裔）の話。ファンタジーものではなく現代もの。
魔王は上顎にしるしがあり、そこが性感帯。勇者はそれを目当てに魔王を探し出し、征服するという話。
山田２丁目さんの絵柄がとても好きで、設定もかなり良くて、何回も読み返してその度に萌えさせていただいております。

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