【感想】ソーシャルデザイン

グリーンズ / 朝日出版社
(151件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
41
52
29
4
0

ブクログレビュー

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  • マンくん

    マンくん

    身近に転がっているあたりまえを、自分とそこに関わっている人たち、環境と共に考え直す。
    デザインって、新しいものを生み出すことに意識がむきがちだけど、何も新しいものを生み出すことが全てではなく、既存のもの、不要のものから新しい価値をつけてあげることもデザインなんだなって思いました。
    大事なことが沢山書いてある本だったので、困った時にまた読みます。
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    投稿日:2022.08.17

  • akiiira

    akiiira

    このレビューはネタバレを含みます

    Q1 未来はもっと素敵だと思いますか?
    Q2 自分の手で、未来をもっと素敵にできると思いますか?
    という問いかけから始まる本書。

    「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくること」=「ソーシャルデザイン」をキーワードに、私たちの暮らしと世界を変えるグッドアイディアを紹介してくれる。

    そう、社会の問題は、楽しく解決できる。
    自分の手で、未来をもっと素敵にできるのである。

    事例とともに、次の一歩を踏み出すために用意されている、7つのTIPS。
    ① 社会的課題を「自分ごと化」する
    ② ホリスティックに状況を捉える
    ③ 「これからの◯◯」を想像する
    ④ 一石二鳥以上のグッドアイデアを考える
    →サプライズがある、
    →思いやりや愛がある
    →社会問題を一気に解決する
    ⑤ 思いつきをカタチにする
    ⑥ 雨ニモ負ケズ、プロトタイプを繰り返す
    ⑦ 座右の「問い」で自分を振り返る
    →本当にこれやりたいの?
    →好きだった自分ってどんな自分?
    →それは本当に地域の人のためになることか?

    ワクワクするようなアイディアが多く、サクサクと読み進めながら、多くのヒントをもらえる本であった。

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    投稿日:2020.12.31

  • fuumizekka

    fuumizekka

    ソーシャルデザインの先駆的な方々が勢ぞろい。
    山崎亮さんとか、マザーハウスの山口絵理子さんとか。

    風味絶佳をつくるとき、佐藤の教科書でした。
    読んでると、ものすごくウキウキします。
    (本のつくりを踏まえて)

    具体例から学ぶアプローチが小気味良く、等身大。
    おばあちゃんを指名して
    カスタムメイドするニットブランド「ゴールデン・フック」なんてもう、最高です。/ami
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    投稿日:2020.08.07

  • ne

    ne

    このレビューはネタバレを含みます

    ソーシャルデザインとはこうやって考えていくものですよ、と事例紹介と共に読み手に対して道標を作ってあげるような本。日本で紹介されている事例は現在は活動終了していたり内容が大きく変わっているものもあり、(その内容にもよるが)永続的に続くプロジェクトを作っていく難しさを感じた。

    ⑴社会課題を「自分ごと」化する
    普段の暮らしの中で「もっとこうなったらいいのに!」と思うこと
    時間を忘れて熱中できること 他人に譲れないこと =自分ごと

    ⑵ホリスティック(全体的)に状況をとらえる
    対症療法:その場しのぎの対応策
    ソーシャルデザインは課題の根っこを治す原因療法
    ステークホルダー(関係者)を想像し、全体の状況から課題の本質を見極める

    ⑶「これからの〇〇」を想像する

    ⑷一石二鳥以上のグッドアイデアを考える
    共感を生むためのグッドアイデア三箇条
    ①サプライズがある:驚きを生むクリエイティブなアウトプット
    ②思いやりや愛がある:誰かを大切にしたいという素直な気持ちがあるか
    ③社会問題を一気に解決する:シンプルなコンセプトが好循環を生む

    ⑸思いつきをカタチにする
    プロジェクトにはアイデンティティが必要 exネーミングファースト
    自分のやりたいことを15秒で説明できるようなシンプルなコンセプト
    できない理由を考えない ないものねだりをしない

    ⑹プロトタイプを繰り返す
    ソーシャルデザインは認められるまでに時間がかかる・挫折もある
    それでも自分ごとから始まっていれば、軸は何を言われてもブレないはず
    どこに向かっているのか、自分の目的地を見失わないことが大事

    ⑺座右の「問い」で自分を振り返る
    「本当にこれ、やりたいの?」
    「好きだった自分ってどんな自分?」
    「それは本当にその地域の人のためになることか?」
    ふとした時に自分を見つめる、素直で真摯なまなざし

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    投稿日:2020.04.05

  • hirocs

    hirocs

    ”greenz.jp のみなさんが編集した本。「社会の問題は、楽しく解決できる」という帯の言葉が表すように、グッドアイデアにあふれた一冊。自分のマイプロジェクトを自信を持って進めたくなる。初めてフューチャーセンター(FC)に参加した日に読み終わったのも何かのご縁。

    <読書メモ>
    ・本題に入る前に、ちょっと質問があります。
     Q1 未来はもっと素敵だと思いますか?
     Q2 自分の手で、未来をもっと素敵にできると思いますか?(p.007-008)
     #とても素敵で、本質をついた問い。そして、4パターンの答えに対する返答も見事!
    ・そして、二つとも「いいえ」の方。
     どうぞ、ご心配なく、この本はまさにあなたのために書かれた本なのです。(p.9)
     #素晴らしい!!
    ★いま必要なのは、社会の仕組みの根本的なアップデートです。「ソーシャルデザイン」の最終目標は、行き詰ってしまった「古いあたりまえ」を塗り替えて、「新しいあたりまえ」として私たちの暮らしに定着させることにあります。(p.15)
    ・ゴールデン・フック:おばあちゃんのカスタムメイド・ニットブランド
    ・八戸のうわさ:「うわさ」の力で街を賑やかにするアートイベント
    ・ハッピー・アウトドア・ウエディング
     etc.
    ★ソーシャルデザインTIPS
     TIPS1:社会的課題を「自分ごと化」する
     TIPS2:ホリスティックに状況を捉える
     TIPS3:「これからの○○」を想像する
     TIPS4:一石二鳥以上のグッドアイデアを考える
     TIPS5:思いつきをカタチにする
     TIPS6:雨ニモ負ケズ、プロトタイプを繰り返す
     TIPS7:座右の「問い」で自分を振り返る

    <きっかけ>
     ネットで見かけて気になっていた本が書店に平積みになっていたので購入。”
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    投稿日:2019.08.15

  • Takumi

    Takumi

    副題が社会をつくるグッドアイデア集ということで、21個の活動が紹介されている。どれも魅力的でおもしろいが、green.jpで読める記事以上のものはほぼないかな。

    アイデアはボキャブラリーという考え方は新鮮で、良い表現をもらった。

    あと、文中の井上英之さんの言葉「想定外のことがたくさん起こるのが前提で、何が起こっても身軽に適応するためには、意思決定も行動も分散型の方が効率的です」は印象に残った。まさにその通りで、マイプロもNPOも効率的で合理的だから魅力があるのだ。
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    投稿日:2016.02.14

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