【感想】古代ローマ帝国 1万5000キロの旅

アルベルト・アンジェラ, 関口英子, 佐瀬奈緒美 / 河出書房新社
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 読生

    読生

    ひび割れコイン。
    今の日本ならその場で取り除かれちゃうのだろうけど、古代ローマにおいてはひびわれ自体がコインの価値には影響しないので、そのまま使われちゃう。
    コインに使われている金属そのものの価値がコインの価値になる。
    だから紙幣とか存在しないのですね。
    お金の価値が違えば、人に対する価値の考え方も違う。
    人種差別はなくとも、階級差別はある。
    でもそれが普通だった。
    今の世の価値観で見てしまえばひどい話なんですけど、当時の価値観で見たなら、現在こそがおかしな世の中なのでしょう。
    現代に生きる私たちは、古代の在りようからいいとこどりをしていきたいですね。
    すでに失われた優れたものも多いみたいですけどね。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.23

  • osawat

    osawat

    このレビューはネタバレを含みます

    前著「古代ローマ人の24時間」の続編という。帝国全体の様子を描いたもの。
    ☆なかなかヴィヴィドに描かれている。人間昔も今もあまり変わりませんな。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.11.21

  • kaba2004

    kaba2004

    読み始めるまでに大分時間がかかってしまいましたが、読み始めると写実的で生き生きとした描写にどんどん引き込まれて、最後の最後まで夢中になって読んだ良書です。お陰でトラヤヌス帝時代の文化風俗をより具体的にイメージできるようになったと思います。続きを読む

    投稿日:2013.12.09

  • イワシ頭

    イワシ頭

    ローマ     ―すべてが始まる場所

    ロンドン    ―ローマ人が考案した都市

    パリ      ―ポンペイよりも小さな町だった頃
    
トリーア    ―神酒を作る

    ライン川を越えて―蛮族との戦い
    
ミラノ     ―女性解放
レッジョ・エミリア―古代のジョーク

    リミニ     ―外科手術
    
テヴェレ川   ―水に運ばれてローマへ
    ローマ     ―世界の中心
    大競技場キルクス・マクシマム―『ベン・ハー』の謎
    オスティア   ―多言語が入り乱れる「バベルの塔」
    スペイン    ―ローマ帝国の金
    プロヴァンス  ―馬車への襲撃
    バイア     ―贅沢で淫蕩な都市
    地中海     ―航海という冒険
    アフリカ    ―人種差別のない帝国
    エジプト    ―古代の観光客
    インド     ―ローマ帝国の国境の向こうへ
    メソポタミア  ―トラヤヌス帝との遭遇
    エフェソス   ―ローマ帝国の大理石
    ローマへの帰還 ―タイムトラベル
    続きを読む

    投稿日:2013.09.23

  • ぼのまり

    ぼのまり

    ローマ帝国の統治領土が最大となったトライヤヌス帝の時代を題材に当時の人々の慣習や文化、地域性などを描いた1冊。ストーリー自体は創作だが、1枚の硬貨が、人々の経済活動を通して帝国内を渡り歩くという発想は着眼点として面白く、それぞれのエピソードをうまく引き立てているように思う。事前に塩野七生さんの本などで時代背景を仕込んでから読むと、より面白い本になるように思う。続きを読む

    投稿日:2013.07.16

  • チャモモ

    チャモモ

    前作の24時間が楽しかったので購入しました。大正解でした。とても読みやすいので古代ローマに興味のある方は是非よんでみたらいいとおもいます。専門家ではないので難しい専門用語とかがないのがいいですね。自分もその場にいるようなきがします。続きを読む

    投稿日:2013.06.21

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