【感想】アルスラーン戦記14天鳴地動

田中芳樹 / らいとすたっふ文庫
(60件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
6
19
24
1
1

ブクログレビュー

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  • テムズの畔にて

    テムズの畔にて

    第14巻はいわばフィナーレに向けたキャラクターの虐殺。全巻でザラーヴァントが死んだが、本巻後半では、トゥースが王都の地震に巻き込まれて死亡、グラーゼがギランへの魔族浸透との戦いの中で魔族に吊り上げられ墜落死。王都への帰路でジムサまでも死亡し、十六翼将は十二人になってしまう。銀英伝のラストでヤン、ビュコック、ロイエンタールなどの歴戦のキャラクターが次々と死んでいくパターンと似ている。

    一方、ペシャワールではシンドゥラ、チュルク、魔族が激突。直後にイルテリシュはチュルク王都ヘラートに航空攻撃をかけてカルハナ王を殺してチュルクを掌握。ミスルではヒルメスがテュニプの策に敗れ、ギスカールの治めるマルヤムへ逃亡する。
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    投稿日:2023.11.23

  • こたつ

    こたつ

    どんどん死んでいくな・・・これ最後誰が生きてて誰がどうなるねん。他国含めて風呂敷広がってきたけどあと二冊で終わるんかな・・・

    投稿日:2022.01.12

  • ひまわりめろん

    ひまわりめろん

    いよいよ物語は終盤にむけて『死』が加速していく
    蛇王の眷族たちは勢力を増しアルスラーンたちは徐々に包囲され周辺で暗躍されていたことも明らかになっていく!
    どうなる?どうする?

    投稿日:2021.11.25

  • akiuwa

    akiuwa

    [墨田区図書館]

    なんと懐かしい!
    図書館で銀英伝の特集コーナーを見つけ、久しぶりに懐かしいと思い読もうと思ったが、、、、"黎明伝"などよくわからない副題?副シリーズ?にどの順に読めばいいのかがよく分からず調べてから読み直そうと断念。

    でもそのきっかけで、昔懐かし小中時代に読み漁った田中芳樹シリーズのうち、まずはアルスラーン戦記から読み直そうと読み始めてみた。

    このシリーズは昔読んだ「角川文庫」シリーズと異なる、光文社発刊による「カッパ・ノベルス」シリーズで、既刊の10巻を2巻づつまとめたもの。とりあえず昔のワクワク感を味わいたくて何も考えずに第一部の終わる8巻あたりまで読み進んだが、11巻から2巻編成でなくなるらしい。

    なので実際に11巻から手にしたのは山田章博さんによる「光文社文庫」シリーズだったが、本来の天野喜孝さんとは異なるものの、まだ丹野忍さんによる「カッパ・ノベルス」シリーズの方が自分の感じていた世界観に近いので、こちらも読了として載せておこう。
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    投稿日:2021.07.04

  • zhize

    zhize

    バタバタとキャラクターが退場していく感じが、この物語の終わりを、嫌でも予感させる。

    ただ、まだ意外性はそれほどでもない。こう言っちゃ何だけど、今の時点で言うと、退場するキャラの大半は、退場しても物語の大きな流れに影響の少ないキャラ。

    例えば、『銀英伝』のキルヒアイスみたいなインパクトは感じてない。

    さて、本作もあと少し、最後まで読むのが惜しくも有るけど、結末を楽しみにしたい。

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    投稿日:2020.11.21

  • だまし売りNo

    だまし売りNo

    国王ラジェンドラ率いるシンドゥラ軍のペシャワール城占領から始まる。蛇王ザッハーク復活が近づき、国家間の戦いから魔物との戦いに物語が変化すると思いきや、まだまだ国家間の争いにも振り回される。
    とは言え最大の脅威が蛇王ザッハークであることは変わらない。主要キャラクターがあっさり死亡する。華々しい見せ場なくして死んでしまう。これは現実の歴史ではあり得ることだろう。
    それにしてもラジェンドラは作者に愛されている。主人公を攻撃する敵にもなる人物であるが、明るいふてぶてしさがある。『銀河英雄伝説』のバグダッシュやフェルナーに重なる。恐らく作者が最も嫌うものは「生きて虜囚の辱を受けず」という旧日本軍的な硬直性だろう。そのアンチテーゼとして魅力的に描くのだろう。
    しかし、ラジェンドラは、あまりにもお調子者過ぎると感じる。バグダッシュはシェーンコップらに嫌味を言われ続けたし、フェルナーはオーベルシュタイン配下のために裏方とならざるを得なかった。それに比べてラジェンドラに何らかの応報がないことは面白くない。一方で『天鳴地動』は残酷なことは避ける良いところも描かれている。
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    投稿日:2020.10.05

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