【感想】彼岸島　４８日後…（３６）

このレビューはネタバレを含みます

漫画喫茶で読みました。

落ちた豹丸が下半身の脚で壁に張り付き、
その前脚を明が斬り落として完全に落下させる。
その際に明を捕えて道連れにするも、
明は豹丸の落下地点の微調整を行って易々と抜け出す。
そのままお台場の自由の女神に豹丸が刺さって絶命。
ハンディ・ハンディが逃げたことで血の楽園にミサイルが降り注ぎ、
意識を取り戻した北沢徹が豹丸の上半身で皆を守って完全に死亡。
北沢姉弟を国会議事堂の自衛隊に預け、
次の雅の息子の情報を探してウロウロしているところに美少女が出現、
美少女をやり過ごすために侵入した建物で吸血鬼に遭遇、
新宿歌舞伎町の話を聞く。
なんだかんだで美少女を真っ二つにし、
その混乱に乗じてユカポンが攫われるまで。

豹丸の「ウソっ ちょっと待っ」が聞けるのは、この巻。
その少し前には「ふんっ」「ぐがっ」「ぎっ」もあるよ。
「ぐがっ」は豹丸だけでなく、明も使っている。

有名な雅貨幣が出てくるのも、この巻。

微調整を終えた後の明の飛び去り方がスゴすぎて、まるでイカれたゲームだよ。
「ヒュッ」などの擬音に吹き出しが付くようになったのも、たぶんこの頃から。
あの高さからだと水面も非常に硬くて、着水時は「ドボンッ」というよりは「バチンッ」になるのではなかろうか。
そもそも斜めから着水してるんだけど、要は落下速度と横方向速度の差が小さいってことになる。
落下速度はどんどん加速していくんだけど、どんだけ強く豹丸を蹴ったらあんな角度で着水できるんだ。

そしてミサイルの密度。
アレ、隠れたからといって助かるような数じゃない。
そもそも、あんな密度で飛ばせるもんなんだろうか？ミサイルって。
鮫島たちの真横に落ちてるのに爆風すら起きないってことは、直撃しなければ問題ない威力なんだろうか？
ミサイルから皆を守った豹丸（徹）が何故か綺麗に骨だけになっているので、もしかすると肉体を溶かす化学兵器なのかもしれない。
このミサイルで働かされてた人間たちや、ゆう太たちに捕まってた子供も死んじゃったのでは。

相変らず義手刀の刀身の長さと美少女の斬られ方がオカシすぎる。

ユカポンは服を脱がされる前に漏らしてるんだけど、パンツとか全然濡れてないよね。

石臼で人間から血を搾り取っている場面で思い出したけど、そういえば貢物用の血を託してくれた人たちに楽園の崩壊は報告したんだろうか？

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北沢 徹：
豹丸に喰われた長男。
豹丸の本来の顔が死んだことで一時的に意識を取り戻し、ミサイルの雨から皆を庇って死亡。

北沢 希：
鮫島のことが好きになっちゃった長女。
聡もいるし、国会議事堂の自衛隊に保護されて留守番することに。
鮫島曰く「いい匂い」らしい（股間の辺りを嗅ぎながら）。

生意気娘：
希のこと。
鮫島呼称。

北沢 聡：
目が見えないハズの次男。
国会議事堂の屋根の上で姉がチューしてることが分かったりと、実は見えてるんじゃないか疑惑がある。
姉の希とともに国会議事堂で留守番。

明：
主人公。
ユカポンをユカポンと呼んだのは、この巻が初めてではなかろうか？

鮫島：
デカい。

バカハゲ：
鮫島のこと。
希呼称。

ユカポン：
元アイドル。
歌うことが好き。
ネズミが希を褒めまくってることにちょっと拗ねてる描写があったけど、まさかね。
ネズミが姉の おしっこ を覗いたエピソードが気持ち悪くて離れた場所で用を足そうとしたところを吸血鬼に攫われる。
そして漏らす。

幸運の女神：
ユカポンのこと。
ネズミ呼称。

ネズミ：
クズ。
姉の風呂を覗いたり、下着を盗んだり、つけたりしてたらしい。
これらはいちおうバレていないっぽい？

うんこ野郎：
ネズミのこと。
風呂に隠れて姉の おしっこ を覗き見したことがバレて顔に「うんこ野郎」と書かれた。
コレには流石のユカポンもドン引きである。

ウンコ野郎：
うんこ野郎のこと。
勝次の発言。

チューちゃん：
ネズミのこと。
ユカポン呼称。

ユカポンのファン：
池袋のサンジョインにいたユカポンのファン。
ユカポンたちに筏を託し、ユカポンたちを逃がすために吸血鬼どもの囮となって死亡している。

自衛隊：
明たちとともに蟲の王から国会議事堂を取り戻した者たち。
「生き残りを集めようとしている」らしいけど、近づくといきなり発砲してくる。

豹丸：
本来の顔は腹の中にあった。
その部分さえ残っていれば復活できる。
が、本来の顔に自由の女神に刺さって死亡。

ハンディ・ハンディ：
豹丸の敗北のどさくさに紛れてミサイル無効化変異体を引き連れて血の楽園から逃げる。
そのために血の楽園にミサイルが降り注ぐのだけど、いったい国連軍はどこで見てるんだろう？

美少女：
歌舞伎町周辺を徘徊している野良邪鬼。
ネズミがフラグを立てたために遭遇した。
超絶不細工な顔に、ワニのような身体、おっぱいが６個ある。
舌の先が吸引できるようになっており、舌を伸ばしてカラスなんかを捕まえて食べる。
明と鮫島他４人が別れたときに、何故か１人の明の方を追う、よく分からない考え方をしている。
明に顔から腹まで真っ二つにされるも、生きてて逃げる。

デコ女：
美少女のこと。
歌舞伎町に行くつもりだったモブ吸血鬼呼称。
おでこが不細工を際立たせているためと思われる。

アゴ女：
デコ女のこと。
鮫島が間違えた呼び名。

モブ吸血鬼：
美少女をやり過ごすために隠れた建物内で、たまたま遭遇した吸血鬼。
歌舞伎町で楽しむつもりで金を貯めていた。

モブ吸血鬼：
遊廓で小春ちゃんと遊ぶために必死で金を稼いできた吸血鬼。
明の正体を知り、大声で騒いで美少女を誘き寄せて混乱の乗じて逃げようとするも美少女に喰われる。

小春：
口元にほくろが二つある遊女。
ネズミの姉かもしれない。

雅硬貨：
吸血鬼社会の金。
通貨単位は「円」らしい。
５０円貨幣が確認されている。
ちなみにハンディ・ハンディ人形は２５００円だったけど、集落ごとに独自の通貨制度が存在している可能性がありそうなので、楽園でコレが使えたかは不明。
雅の顔が刻まれているけど、一緒に刻まれている２枚の扇子も相まって、まるで さっぱり妖精 である。

雅紙幣：
吸血鬼社会の金。
いまのところ１００円紙幣が確認されている。

吸血鬼元年：
吸血鬼社会の元号。
雅貨幣に刻まれている。

国会議事堂：
明たちと自衛隊が蟲の王から取り戻し、現在は自衛隊が駐屯している日本のシンボル。

歌舞伎町：
新宿にある、吸血鬼の最大の娯楽場。
雅の息子がいるかは不明。

遊廓：
女の子と合法的に遊ぶ場所。
すげぇ金が必要。

地獄の換金所：
人間を遊廓で使える金に監禁出来る場所。
巨大な石臼で潰して血を搾り取る。
ジャッキーチェンの映画に似たようなモノがあった気がする（『プロジェクトＡ』だったか？）。

ユカポンの歌３：
血の楽園後、国会議事堂に向かう途中で希の提案で歌った。
「ラララー♪」
相変らずどういう歌なのか分からない。

ユカポンの歌４：
明が美少女を割って気が緩んだ状態で鮫島に乗せられて歌った歌。
「アアア～♪
　貴方がいなくなって♪
　何日たったのかしら～♪
　独りでも私♪
　笑顔でいられる女になるわ～♪」
鮫島曰く思ってたよりしんみりした曲らしいけど、ユカポンは笑顔で歌ってるし、なんというか歌詞が・・・。
ちなみに、この歌を歌ったことで結果的に小春の情報が得られる。
また、ユカポンが攫われるときにも BGM として流れる（歌っているのはハゲ）。

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