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灰原薬 / 月刊コミックバンチ (12件のレビュー)
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総合評価:
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saya
このレビューはネタバレを含みます
道真が「馬鹿に興味がない」とはっきり言うところに笑ってしまう。 才能があっても使い方を間違えれば無能より悪いと思っているのも彼らしい。 その才能があればもっと、と思ってしまうのが若さなのだろう。 いちいち聞こえるように悪口を言うのは道真でなくとも 軽蔑するのは当たり前だ。 「頭が悪いといらぬ恥をかく」 「陰口しか能のない馬鹿は帰っていいですよ」 とはっきり言うのが正直気分が良い。 角は立つとは思うが。 しかし言われた時はしーんとしていた癖にまたすぐ悪口を言い始める有象無象、本当に不愉快。 「本当に学が必要なときはいつだって急に来る」 は全くそのとおりだ。いざというときの為に常日頃から準備しておくのが学というものだろう。 有兼の気持ちもわからないとまでは言わないが 真っ直ぐなだけに「残念」と思っている道真も気の毒に思う。
投稿日:2024.03.23
橘
学問とは、に向き合う道真。 立て続けに、才に恵まれながらも環境に恵まれず罪を犯すとこまでいってしまった人から投げつけられると…道真は悪くないけれど悩むな。 しかし大学寮は陰陽寮と何か確執があるんだろう…か?道真が陰陽寮に用があると言うと、是善父さんも言道先生も広見先生も「マジで!?そっちに進むのか!?!?」みたいにめっちゃ言ってくる。。 悩む回でも、是則の言葉には救われました。この人ほんと良い人。。 大師回も始まりました。大師は宝塚版でもとても綺麗だった……続きを読む
投稿日:2023.10.29
なにがし
いいねぇ、こういう内に入っていく感じの話好きだわぁ。 平安時代に生きている道真は正しい意味で、ノブレスオブリージュ的なものに悩むわけね。現代人とは感覚違うわなこのへんは。
投稿日:2019.08.31
minako2009
道真の精神的な迷いと成長が見られる巻でした。 自分は知識をただひけらかしているだけで自身で考えているわけではない。 家におごり業平にすら「つまらん」と言われてしまう始末。 この事態を経て成長するとすれ…ば次の段階に歴史が動きそうですね。続きを読む
投稿日:2018.09.30
桔梗屋
こちらも既に続巻出てるのに積み状態だった…ヤング菅原道真が、学問と自分の在り方について悩む、という、極めて近代的なテーマに挑んでおります。合間でいろいろ事件も起きてますが、今までの巻みたいな、宮中での…陰惨な権力闘争とか、妖が絡んでくるのとは一味違う、アイデンティティの確立を巡る懊悩ぶりが何とも言えず、胸をしめつけてきます。そして女好きでお人好しのイケメンちょいワルオヤジな在原業平が、この巻ではなんだか「大人」の立ち位置で、飄々と学問の本質を突いたりするし。ついでにちと旅にでも出てみるか、な展開が好ましい。続きを読む
投稿日:2018.09.01
にゅー
「では学問とは誰の為にあるのだ」 生まれ持った才能と地位は本人の意志とは関係なしに活かすべきなのか?そんなテーマの今巻。道真の転機が訪れてるのかも。 なんかこんなテーマの映画あったな。
投稿日:2018.03.30
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